in 【教室】 伊武 秀一の場合 7 荒い息を整える恒太を、秀一は抱き締める。 「たくさん出ましたね? さっきもイったにしては。感じちゃいました?」 「っ…は、はぁ…っ」 「とってもいやらしくて、可愛かったですよ、大島くん…また見せていただきたいくらい」 「せ、んぱ…」 不安げに潤んだ瞳で見上げてくるものだから、つい秀一はその額にキスをした。 「大丈夫、黙っててあげますよ。大島くんが、こんな、教室でひとに見られながらオナニーして、イってしまうくらい、えっちな子だってことは」 ただ、教室でセックスをしていたことを暗に流してしまえば、また面白いものが見られるかもしれない。 そっとほくそ笑んで、あまりの羞恥に目尻に涙をたっぷり溜めた恒太の髪を撫でる。 「では、また部活でお会いしましょう」 茫然としている恒太を残して、秀一はあっさりと身を翻した。 time goes by... [*前] | [次#] /110 『頂き物』へ / >>TOP |