in 【教室】

神崎 咲の場合 8



「インランなこーたも、可愛いね」
「あっ、あっ、い、らん、じゃ、なぃ…っあ! あぁあっ?!」
「っく、こーた、力抜いてッ…」

 熱い肉壁の中に、咲のペ○スが飲み込まれていく。
 恒太はきつくきつく咲の手を握って、泣きながらも喘ぎ続ける。

 結合部から押し寄せる、身震いするほどの快感。
 躯の奥にあったものが、全て吸い取られそうな、そんな感覚で、けれどペ○スと、握られた手だけが嫌に熱い。

 ずっぷりと全てが恒太の体内に収まって、くたりと恒太は咲の胸の上にくずおれた。

「っは…ヘーキ? こーた…」
「んぁ、あ…ゃ、やだ、咲ちゃ…動かないで…っ」
「動いてないよ…」
「ゃだ、うそ…っ、動いてるよぉ…っ、ナカで、動いてる…」
「ッ、こーたっ…!」

 どこまで煽るつもりなのだろうか。そんな可愛いことを言われては、動かすつもりのないトコロだって勝手に大きく成長してしまうというものだ。

「っごめんこーたっ…動くよっ」
「ぁっぁっ、咲ちゃっ…っぁ、だ、め…っ嫌ぁ…ッ!」

 まるで恋人のように手を繋ぎながら激しく突き上げる。恒太の華奢な躯がのけぞって、咲のペ○スを締め上げる。
 熱い恒太の体温が、咲の思考を蕩かせる。

「こーた…っ、こーたっ、イくよ…っ」
「あっあっあっ、あっあぁッ――!」

 咲は恒太のペ○スを素早く扱き上げて、そこから白濁が噴き出すのと同時に、自身のペ○スも脈打ち、恒太の体内に白濁を吐き出した。

「ふぁ、あぁっ…あ、あぁ…っ、あ、あ、…は、はぁっ…」

 恒太の躯が再び力を失い、咲はゆっくりと結合を解いた。そして、そっと涙に濡れた恒太の目尻にキスをする。

「こーた…ね、ホントに、愛してるんだ…」

 すっかり虚脱しきっている恒太と自分自身の身なりを整え、咲はもう一度、恒太と唇を重ねる。
 恒太の目は虚ろで、咲を映さない。

「突然で、訳判んなかったと思う。ちょっと俺も、頭冷やしてくる、ね…?」

 そう告げて、そっと咲は教室を後にした。


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