in 【化学室】

小神 うずらの場合 4


 元々色素が薄い彼ではあるが、白衣を着るとその肌が更になまめかしくて、うずらはその胸に手を這わせ、ぷくりと勃っている乳首を指の腹で何度も弾いては感触を楽しんだ。

「っ、や、め…、うずら…。頼む、から、もう、」

 痛みでうまく動けない真尋が、切なげに訴えてくる。たまらない。
 うずらは真尋が好きだ。好きだから、苛めたくなる。

 真尋の唾液に濡れた万年筆もどきを、熱い真尋のア○ルを探って押し当てた。びくんと躯が跳ねて、腰を浮かせてとにかく逃げようとするのだが、机とうずらの躯に挟まれて、ろくな身動きは取れない。

「嫌がるひろちゃんとえっちするの、俺は楽しいから、ごめんね?」
「ひゃっ、ぁ、やだ、なに…っ」

 ぬぷぷぷ。

 ア○ルに飲み込まれていく、万年筆もどき。半分くらいまで埋め込んで、うずらは真尋の薄茶色の髪を撫でた。

「なんだと思うー? おっきいローターかな? 正解はねー」

 かちん、と万年筆もどきの尻を捻る。うぃーむ、うぃーむ、うぃーむ、と緩慢ながら卑猥な音がして、「ひっ!」と真尋は全身を跳ね上げ、強張らせた。

「小型のバイブだよ。イイでしょ?」

 ヤり慣れた手練達には物足りないと評されるような馬力のものだが、経験がない、または経験が浅い人間に使うには十分だし、やはりなにより持ち運びが便利で、もし見られても性癖を勘繰られにくいフォルムが気に入っていた。

 全裸に白衣をまとった真尋が、ア○ルに玩具を咥え込まされて悶えて、震える指でうずらのシャツを弱々しく掴んでいる。それだけでうずらの心音が高鳴った。

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