in 【化学室】

小神 うずらの場合 3


 
「恥ずかしい、ひろちゃん?」
「あ、当たり前だろっ! 悪ふざけも、いい加減にッ…!」
「じゃあこれ返したげるねー」

 ふわ、と肩に掛けるのは、彼の白衣。けれど真尋は当然のように、すぐにそれを着なかった。

「裸に白衣ってどんな変態だ! いいから服…っ」
「着ててよひろちゃん。化学教師の特権でしょ? 俺、それ着たひろちゃんと、シたいよ」
「し、たい、って…」

 もう判ってる癖に。押し倒された辺りから、恐怖と不安で涙が瞳に盛り上がっていたのだから、丸判りだ。

 強がって見せても、『犯される』って、判ってたでしょう?

 うずらは機会さえあればいつでも使ってやろうと、ポケットに忍ばせている万年筆のようなフォルムの物体を取り出す。太さは丁度、うずらの親指くらいだ。

 それを真尋の口に咥えさせておいて、片方の手できゅう、と真尋のペ○スを握り込む。親指の先端で、グリグリと尿道口をえぐると、面白いくらいに真尋の躯がのたうった。

「ゥああぁッ?!」
「あれ? こっちもだいぶ敏感だね。開発済みー?」

 万年筆もどきで口内を掻き回し、舌を嬲る。同時にサオを揉みながら尿道口を擦り続けた。
 刺激に悶えながら「やめて」と懇願する真尋に――実際のところ、舌を弄んでいる所為で巧く発音できていないが――、くすりとうずらはほくそ笑んだ。

「じゃあ白衣着てよ、ひろちゃん」

 万年筆もどきを引き抜いて、少し手の動きを止めてやると、真尋は悔しそうな顔で恐る恐る白衣を着込んだ。

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