in 【屋上】 椎葉 咲の場合 4 「ぁ、ぁ、ぁ…っ、や、や、しょ…っ、ぅ、ん…ッ! やだ、舌、やだ、やだぁ…っ!」 「ン…、その割に、ちんこギンギンじゃねぇか」 「ッ!」 ア○ルで感じられる奴とそうでない奴がいるというが、冴はどうやらしっかり前者のようだ。ぺろりと表面を舐めるだけで、きゅ、と睾丸が締まる。 それをときどき確認しながら、冴がイきそうになる度に舌を止めては焦らし、放出を寸前で留めながら、ア○ルを慣らした。 次第に冴も完全に媚薬が回ったらしく、トロトロになった躯から溢れ出そうになる嬌声を懸命に殺すのだが、荒い吐息が指の間から漏れ、触られてもいないペ○スからは透明なねばついた液体が止め処なく滴る。 そんな様子の冴を見て、咲は笑う。 「イきたいか? イかせてやろうか?」 「っ…」 ふる、と横に振られる、首。咲がア○ルを舐める。睾丸が上がる。舌を止める。冴が苦しそうに吐息を漏らす。 それをひたすら、繰り返す。 「イきたいか?」 何度目かの問い。遂に、冴は涙を流しながら、悔しげにこくんと肯いた。 まだ堕ちようとしない冴を、咲は更に追い詰める。 「イきたいなら俺をイかせろよ」 冴の細い躯をひっくり返し、泣きじゃくる冴の胸にまたがるようにして動きを止めながら、咲も衣服を脱ぐ。 犯されることが現実味を帯びたのだろう、くしゃっと冴の表情がひきつって歪んだ。今更だ。 [*前] | [次#] /144 『頂き物』へ / >>TOP |