in 【化学室】

仲間 和正の場合 7




「黒川さんの、またおっきくなったよ。今度は…一緒に、イこ?」


 ぎゅ、と真尋のペ○スを握って、腰のスライドに合わせて上下する。びくびくと和正の手の中で、真尋のペ○スが脈打つ。ギュウウ、と真尋のア○ルがきつく和正を締め付けた。


「っぁ、くろ、かわさ…っ、そんな、ッ!」
「ひゃっ、ぁああッ! な、か…っ、あ、ぁあッ…!」


 中出しするつもりまではなかったのに、突然の刺激に耐えられず、和正は真尋を抱き締めて、真尋の中でたっぷりと果ててしまった。


「はー…っ、はー…っ」

「ッく、ぅ…っ、ひく、はぁっ…ぁん…」


 ふたりで繋がったまま、抱き合ったまま、呼吸を整える。

 少し落ち着いた頃に見れば、どうやら同時にイくことは成功したらしい、和正の手にはべっとりと真尋の白濁が付着していた。

「…ごめんなさい、黒川、さん…」

 真尋があまり抵抗しないことを理由に、もしかしたら留まれたかもしれないのに、その努力さえせずに、突っ走って犯した。


「俺、こんなこと、今更言うの、ずるいかもしれないけど…。黒川さんのこと、前からたぶん、好きだった…」


「ッ…」


 そして今も、好きだ。その言葉がどうしてか言えなくて沈黙が落ちる。

 真尋の返答が聞こえたのは、少しして、やっと結合を解くことに思い至ってお互い離れてから。



「…気の、迷いだ…」



 ぎゅ、と心臓を握り潰されたような気持ちになった。違う、と言おうとして、改めて流れ出した真尋の涙に、なにも言えなかった。


「…忘れろ…」


 自分自身に言い聞かせるような真尋の言葉に、和正は一時撤退を余儀なくされた。


time goes on...

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