in 【化学室】

仲間 和正の場合 6


 言葉に偽りなく、浅いところの肉を解すように何度も何度も指を抜き差しし、ぐるりと指を回してみたりしながら、真尋の反応を確認する。


「ひゃ! ぁう…っ、ヒんっ! や、やめ…も…なか、ま…」
「もう、次に進んで大丈夫ですか? じゃあ、行くよ」
「ち、ちが…っぁ、ん…ッ」


 指を増やす。掻き回す。真尋は和正の肩口に顔を埋めるようにして、しゃくり上げながら震える。

 3本目の指を挿入したとき、すっかり真尋の瞳が蕩けてしまっているのを見て、和正は微笑んだ。


「黒川さんは、気持ちいいの、好きみたいで良かった。もう3本も俺の指、咥えてるよ。もうコレも――平気だよね?」


 そう言って取り出したのは、大きく育ったペ○ス。身長と比例したサイズのそれは、真尋と比較しても大きい。

 壁にもたれるようにして座ったままの真尋の腿の下へと脚を滑り込ませて持ち上げ、向かい合って抱き合って、ぐぶぶ、と指で解した秘孔へと穿っていく。


「ひゃあ、ああぁあっ! だ、め…熱いッ…押し上げ、られ、…っ」


 所謂、対面座位。入ってしまえばあとは自重で深く挿入されてしまう体位だ。真尋のペ○スが和正の腹に擦れて、それが徐々に回復していることを感じる。


「黒川さん…感じてくれてる?」
「ひぅ…っ、ぁん、ゃ…ッ、ぅ…っやだ…こんな、こ、な…っ、俺、じゃ、な…ッ」


 必死で和正にしがみつきながら、そんなうわ言を呟き続ける真尋。

 和正は苦笑しながらも、真尋の髪を撫でる。


「黒川さんは、黒川さんだよ。ね、ほら、俺をよく見て。俺と黒川さんが、えっちしてる…」


 腰を突き上げると、真尋の躯がビクンと跳ねる。


「ひゃぁう!」


 今度は腰を支えて、真尋の腰を上下に揺する。ぐち、ぐち、といやらしい音がして、真尋の背中が弓なりに反る。


「ふ、ぁあ…ッ! や、むり…なかま…っなかまぁ…っ!」



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