in 【音楽室】

秋山 貢の場合 4



「ぁ、あの、僕、ホントに琴羽くんに、気持ちよくなって欲しくてっ…、あの、だから、えっと、琴羽くんの、その、イイとこ…お、教えて下さい…」

 平らな胸の上に主張するピンク色の突起に吸いつき、指先で亀頭をグリグリとこねる。


「がっ! ぁ、ば、馬鹿ッ…い、ってぇ…ッ!」

「えッ! ご、ご、ごめんなさいッ!」


 力が強過ぎたようだ。自分のモノを慰めるときとはやはり勝手が違う。指先の力を緩めて、小さな胸の突起をしゃぶる。あんまり小さくて、なかなか咥えるのも難しく、結局乳輪ごと吸いつく。

 ちゅぶ、ぢゅう、と吸い、クリクリとこねる度に、びく、びく、と渉の躯が震える。


 力を持たなかった渉のペ○スが、貢の手の中でゆっくりと育っていく。

 掌にそれを感じながら、貢は恍惚とした表情を浮かべた。視線を上げれば、渉は眉をしかめて目を瞑り、片手で口を押さえて懸命に声を殺そうとしている。もう片方の手がすぐさま貢の額から顔にかけてをわし掴みにした。


「っマジ、やめろ…っ! いや、だ…ッ!」

「ぇ、えっと、は、恥ずかしい、ですか? だ、大丈夫ですよ、琴羽くん、その、す、すっごく可愛くて…え、え、エッチです…けど、それはぼ、ぼ、僕が、こ、琴羽くんのおちんちんを、擦ってるから、で、えっと」


 途中から何が言いたいのか判らなくなってきた。

 渉は更に顔を真っ赤にして、貢を引き剥がそうと腕に力を篭めてくる。自他共に認めるオタクである貢が、バンドで重い機材も自分で運ぶのだろう渉に、腕力で勝てるわけはない。

 少し頭を押し戻されながら、はた、と貢は気付いた。力に抗わず、頭を後退させる。


「あ、そ、そうか、ち、乳首を舐められるの、嫌だったんですね。あ、な、なるほど、こうしたら、琴羽くんは気持ちいいですか…っ?」


 そして力のベクトルをずらすことで渉の腕から逃れ、そのまま――渉のペ○スに口付けた。


「ぎゃっ! ぁ、ば、ぁぐ、うぅ…ッ!」


 閉じようとする腿を撫でながら拡げ、まずは丁寧に全体を舐める。渉の腰が跳ねる。


「ぁ、ぎ、ぐぅ…ッ!」



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