小説 攻side 08 そして前立腺に当たるように、腰を緩く動かす。 ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立て、俺のモノをくわえ込む。 絡み付くように締め付けられる快感に持って行かれそうになりながらも、俺は腰を振った。 そして後二分。 一段と締め付けがきつくなる。 「ひゃ、も、むりぃッッ!!イきたくな…ッよ!!」 痙攣するように震え、腕を俺の肩に回して爪を立てる。 ひときわ胎内がきつくなり、裕太は背中を仰け反らせると、がくりと背もたれに体を預けた。 「お、イったね〜」 俺は胎内から素早く抜くと、手のひらで受け止める前に、白濁を裕太の腹へと放ってしまった。 そして媚薬のせいで、ひときわ疲れたのか、腰が抜けてへなへなとしゃがみこんだ。 「は、あ…はぁ…ッ」 呼吸を整えようと、俺は手を床に着く。 「お疲れ様、渉さん。」 にこにこと笑顔で俺の頭をなでる少年。 その優しい温もりに、瞼が重くなる。 「じゃあ解放してあげますね。」 俺は頭の片隅で安堵しながら、意識が遠のくのを感じていた。 「俺達二人を相手したらだけど、ね。」 意識のない俺には、その言葉は届かない。 [*前] | [次#] /25 『頂き物』へ / >>TOP |