小説

攻side 06


 
「いつまでも経っても終わんないだろ。それにイけない。」
「時間制限設ければいいよー。それに空イキすりゃいーじゃん。」
「そっか。じゃあリングはめたまま五十分以内で裕太さんをイかしてあげるよ。ね。」

こちらをみてにこりと笑う。
そして神崎が腕時計を裕太の屹立の根本にくくった。

「防水だから大丈夫〜」

それから神崎は裕太に「空イキってのは精液出さないでイくことだよ」とか「後ろの穴の前立腺で出来るようになるよ」だとか言っていた。
わざと俺にそれを実行させようと。

俺は媚薬でとろけた頭で、媚薬入りローションの代わりになる潤滑剤を探す。
しかしそんなものはなくて、俺は自分のモノに手を伸ばした。

「…ッ…ッ」

グリグリと擦りあげると、媚薬で敏感になった俺の息子はすぐに白濁を手のひらに吐き出した。

俺はその白濁を指に絡ませ、後孔の入り口に塗り込む。
申し訳なさが募るが、俺は何故か興奮していた。

堅く閉ざされた後孔に小指を入れる。
案外ゆっくりと埋め込まれ、小指を抜き、人差し指と中指を埋め込んだ。
ときおり苦しそうな裕太の吐息が俺の頭を掠める。

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