in 【音楽室】

遠山 優の場合 5


 ぐにぐにごりごりと睾丸を揉み続けたまま、優はにこにこと渉に声を掛ける。

「やめろ、ではやめられませんね」
「ゃあああっ! い、痛いっ痛いッ! やめ、やめて、やめてくれッ!」

 ぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅ

「あぁあああっ! う、ぐ、う…っ! っひく…ッ、たの、頼むからっ…! 頼むから、やめて、くれ…っ!」

 ぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅ

「あぐぅうう…ッ! とぉやま…ッ! とお、やま…っ! ひぅ…っ、っく、ぅ、おねが、します…っ! やめて、やめて下さ…っ」

 ぐにゅ、

「ようやく言えましたね。では、これはやめてあげます」

 手を離すと、僅かに溢れた渉の先走りが、リップクリームの油分に弾かれて優の掌で玉になる。
 当然達することは出来ない渉のペ○スは、痛みと共に確かな快感も得ていたようだ。

「っはぁーっ…! はぁーっ…! はぁーっ…!」

 まだまだヒクヒクと腰が揺れてア○ルが開閉しているのは、薬が残っているからだろう。

「琴羽くん」
「っ! も、もぉ…いいだろ…ッ?」
「ダメです。先走りまで垂らして…琴羽くんもイきたいんでしょう?」

 する、と睾丸を撫でてやると、「ひぅ…っ」恐怖に躯を強張らせた渉が、無理矢理に肯く。
 さっきイかせて欲しいとねだって犯されたことを、もう忘れているのだろうか。薄く笑うと、優は服を脱いで渉の腿の下に脚を入れ、

「あぁ、っぐ、ぅううう…!!」
 ゆっくり、じわじわと、渉のナカへと潜る。

 熱く蕩けた肉壁が優のペ○スを締めつけて、思わず優も眉根を寄せた。

「く…、イイ感じに狭いですね…」


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