in 【屋上】

鈴木 翔の場合 6


 そんな簡単に口に出来ることではないだろう。しばらく待つと、冴は意を決したように、もしくは耐えられなくなったように、恐る恐ると言った体で翔を窺い見た。


「…イきたい、から…鈴木先生には、乳首、触って欲しい、です…」


 語尾は口内に留まって濁り、消える。顔が真っ赤で、大粒の涙が目尻から零れ落ちた。

「…下は、いいの?」
「そっちは、自分で、する、から…。せんせ、見ないで、ね」

 見ないわけがない。胸の内で即答しつつも、口は「判った」と答える。

 改めてTシャツをぐいと上げると、ピンク色の小さな乳首がツンと勃ち切っていて、翔はそれを凝視した。乳輪だけであれだけ顕著な反応をした冴の、この尖った乳頭を思う様こね回したらどんな反応をするのだろう。

「…鈴木せんせ、後ろに、行ってくれ、ませんか…?」

 まじまじと見られて恥ずかしくなったのだろう、冴が言う。
 軽く応じて背後に回ると、冴が翔を気にしながらもファスナーを開いて、ペ○スを取り出した。その時点で、翔は我慢が出来なくなった。

「じゃあ僕も、ね」

 そう言うと、「えっ?」驚く冴を無視して彼の右の乳首に吸い付き、左の乳首は左手で摘まみ、右手で冴のペ○スを扱き上げた。

「あ…っ?! ゃ、せんッ…! ッだ、め…ッ!!」


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