in 【屋上】

鈴木 翔の場合 4


 
「うん、もう少し…。どうしたの? 心拍が早くなってきたよ?」
「鈴木せんせ…おれ、びょーき、かも…」

 向けられた視線は、無理矢理引き出される快感に蕩け始め、翔を煽る。
 スリスリと乳輪を両手で擦りながら、翔はとぼけて首を傾げた。

「どうして?」
「っは…、…、っ下、が…」

 落とされた視線。その先は、膨らんだ股間。

「ん? 気持ちよくなっちゃった?」

 苦笑を含んで告げた言葉に、冴は首筋まで赤くして、それでも素直にこくりと肯く。

「せんせ、異常って、これ…? 触られただけで、勃つ、とか、変、ですよね?」

『それは君は乳首が性感帯で、それを知っていながら僕がそこに強力な媚薬を塗り込んでその上遠慮なく刺激したからです』
 などと、言えるはずもなく。

「…ちょっと、確認させてもらってもいいかな」

 内面の興奮を押し鎮めながらも冴の手を引っ張って、給水塔の陰に連れ込む。見られるはずはないが、そういう配慮をしていると見せた方がいいだろう。

 そっと布越しの股間に手を当てると、ビクッと冴の躯が跳ねた。
 そのまま、逆の手で乳輪を指先でくにくにと刺激する。「ッ、」ペ○スがヒクついて、冴は腕を口許に当てて声を殺した。

「確かに、すっごく反応してるね」

 翔の言葉を受けても、冴は荒い息をしながら顔を背け、口許を隠して返事をしない。
 その意固地な姿勢が可愛くて、翔は更に乳輪をこね、平らな胸を揉み続ける。その度に冴のペ○スは跳ねた。

「ッ鈴木せんせ…、おれ、びょーき…?」


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