Short Story
幸せな小話達
ALL/降谷零/安室透
▼ 相思相愛
Dec 23, 2022(Fri.) 10:15 /安室透
「あれ?今日はワンピースなんですね」
「あー…うん、チョットね…」
「それに…髪の毛はヘアサロンでセット、ですか?」
「う、ウン…」
「何時もはスニーカーなのに、今日はやけに高いヒール」
「…」
「合コンですね?」
「…正確には、合コンの予定『だった』だけど…」
「交友関係に口出しする権利はありませんが…想いを寄せる女性が合コンに行くのを見送らなければならないなんて、なんの拷問かと思いました…」
「誤解が!! 」
「おや、弁明が?」
「女友達との食事会だと思ってたの!! …さっき友達に連れ回されて…合コン用にセッティングされて…今に至りマス…」
「へえ」
「…実はこのままバックれようかと思っていて。 安室さん、良かったらこの後1杯付き合ってくれない?」
「えっ …勿論行きます! もう上がりなので少し待っていてください」
「あ、時間は余裕だしゆっくりで大丈夫!…それとね、私もなんの拷問かと思った、自分の想い人を残して合コンに行くなんて…えへへ、」
「…」
「あ、安室さん?」
「…可愛すぎませんか…? 良かった、合コンなんかに行かなくて…」

▼ 強いので!
Dec 23, 2022(Fri.) 10:14 /安室透
「あー…暑い…」
「…温度下げます? 他にお客さんもいないですし」
「あ、いや大丈夫!ちょっと走ってきたから、暑いの今だけだし…」
「走って? 何かあったんですか?」
「うん、ポアロに来る途中に変な人に追いかけられて…住宅街でクネクネ曲がりまくって巻いてきた!」
「えっ大丈夫でしたか? 変なことされませんでした?」
「大丈夫〜…ちょっと疲れたけど…」
「男の特徴は? どんな服装だったかとか覚えてます?」
「うーん、確か…こんな感じ…」
「流石漫画家さんですね! この紙貰ってもいいですか?」
「いいけど、どうして?」
「探します」
「えっ、いくら安室さんでもそれは」
「出来ます」
「いくら安室さんでも」
「この間も追い回されてませんでした? 被害にあってからでは遅いです、捕まえて懲らしめます」
「あ、危ないことは…」
「大丈夫ですよ、僕強いので!」

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