【フリリク】カナちゃんと笹山君J

前を触られてもいないのに、イッてしまった。
ケツ舐められただけなのに、イッてしまった。
その事実は思ったよりも俺にショックを与えるが、それも束の間。
きゅっと締まったそこに這わされた舌にぐりっと内壁を擦り上げられ、腰はびくりと揺れる。


「っ、も、いいってば、なぁっ!」


呂律がまともに回らない。
流れ落ちる汗を拭い取る暇もなく、どろどろに蕩けたそこを掻き回され、腹の中から徐々に熱が湧き上がってくる。
やばい、このままじゃ、また。
舌に犯され、嬲られ、イッたばかりの体は特に敏感で。些細な刺激すら濃厚な快感になって襲い掛かってくる。


「これ以上は、まじっ、やばいって、ほんと…っ!おれ、おれ…っ!」


やめてくれ、と涙目になって懇願するが舌の動きは激しさを増すばかりで。
ぐちゅぐちゅと円を描くように中を大きく掻き回されたときだ。


「〜〜〜ッ!!」


加速する鼓動。
背筋に電流が流れるような甘い快感が走り、まるで自分の体じゃないみたいに腰が痙攣した。
瞬間、ドクンと大きく脈打ち、あっという間にガチガチに勃起していた性器は既にぐちゃぐちゃに汚れたブルマの中に精子をぶち撒ける。


「っは、ぁ…っ、は……っ」


また、イッてしまった。
しかも、三擦り半とかそんなレベルじゃなくて。

さっきの射精に比べ、やってきた爽快感よりも疲労感のが大きかった。
しかし、それよりも強すぎる快感の余韻に脳髄が甘く痺れ、筋肉までもが蕩けたように全身に力が入れない。
くったりと脱力する俺に、ようやく下半身から顔を離した笹山は俺の腰を掴む。


「こちらの方も、すっかり出来上がったみたいですね」

「あ……?」


笹山の言葉の意味が一瞬理解できず、頭上にクエスチョンマークを浮かべたとき。
腰を掴まれ、強引にその場に四つん這いにさせられる。
まるで犬のような体勢にハッとした俺だったが、時既に遅し。


「ちょっ、待って、なに」

「なにって…なにがですか?」

「なっ、なにしてんの、お前!」

「何して欲しいですか?」


うっとりと目を細め、ブルマの裾を大きく捲り、濡れたそこをなぞってくる笹山に俺は「なにもすんなっ!」と声を荒げる。
あまりの恥ずかしさで声が裏返ったが、それどころではない。


「そんな殺生なことを言わないでください…大丈夫です、原田さんに手間は掛けませんから」


どの口でものを言うか。
熱っぽい吐息混じりに囁かれ、一瞬絆されてしまいそうになったがケツの穴を指で拡げられ、中からとろりと溢れた液体の感触に正気に戻される。


「あっ、だめ、笹山っ、動かすなっ!だめだってば!」

「動かさないと、入らないじゃないですか」


まあ、確かにそうだけど。そうだけど。
わかってはいるが、正直ケツが疼いて仕方ないが、だからって、こんなに簡単にヤラせていいのか。今更とかそんなツッコミはやめてくれ。
必死に理性を保とうとすると俺の気なんか知らず、笹山はジッパーを下ろす。
え、つかこのまま突っ込むのかよ。せめて脱がせろよ。なんで履いたままなんだよ。どろどろに汚れたせいですげー気持ち悪いんだけど。

まさかこいつ、それが狙いか。


「あっ、ひっ、嘘、やだ……っ、ささやま…っ!」

「……そんなに可愛い声で名前を呼ばないでください」


「優しくしてほしいんでしょう」と、伸びてきた指に髪を撫でられ、ピクリと肩が震える。
さっきまで涼しい顔して人のケツの穴しゃぶっていた変態野郎と知らなければうっかり堕ちてしまいそうな甘い声だが、しゃぶられた俺としてはなんかもう泣きたくて仕方がない。
ぐちょぐちょに舌で嬲られたそこに硬い熱を押し当てられる。
勿論、必死に括約筋に力を入れたところで丁寧に解されたそこは簡単に笹山のものを受け入れるわけで。


「ぁあ……ッ?!」


ズズッと濡れそぼった内壁を押し広げ入り込んでくる太く硬いその感触に、全身が反応するように泡立つ。
ちょっと待って、息ができない。

mokuji
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