【フリリク】カナちゃんと笹山君H 「ちっちげえよっ!って、待っ、ぁあっ?!」 どうしてそうなるんだ、と慌てて立ち上がろうと腰を浮かせた時。 太腿を掴まれ、強引に引っ張られる。 「すみません、冗談ですよ。…本当は、このくらいの重量感が一番好きなんです」 言いながら微笑む笹山はそのまま俺の下腹部に唇を寄せる。というより、下半身を笹山の顔の上へと無理やり引っ張り込まれたといった方が適切なのかもしれない。 自ら顔面騎乗を実行してくる笹山にぎょっと目を見開いた俺は慌てて立ち上がろうとするが、開くように太腿を引っ張られれば腰が落ちてしまうわけで。 「っやだ、うそ、おい…っ、やめろって!手ぇ離せってば…っ!」 「っ、そんな…何故ですか?」 「だって、こんな、えっAVみたいなはしたない真似…っ!」 「女装はよくて、顔騎は恥ずかしいんですか」 ぐぐぐ、と脚力を駆使してなんとしてでも笹山の顔に落ちないよう踏ん張る。 正直、鍛えていない腿の筋肉と関節が痛くてたまらないが笹山の顔面にずるっといくことを考えたら意地でも我慢しなければならない。 笹山からどう見えてるとか最早そんなこと気にする段ではない。 腰を動かし、笹山から退こうとしたとき、するりと腿を撫でていた笹山の手がケツに移動する。 「安心してください。どちらも、恥ずかしいことには変わりないですから」 そう目を細め、笹山が柔らかく微笑んだ時だ。 腰を撫でていた笹山の骨張った指先がブルマの裾をなぞり、そして中へと滑り込んでくる。 勿論、下着はつけていないのでブルマの中は素肌になっているわけで。 「ひぃ…っ!」 ブルマが吸い付いた臀部に無理やり指を捩じ込み、強引に中をまさぐってくるその指先の動きに全身が強張る。 そして、一瞬。 その時俺は隙を見せた。 それが、命取りだった。 「あ…………っ?」 力が抜けたその瞬間、片手で腰を掴まれそのまま強引に腰を下ろされる。 その下には小さく口を開いた笹山がいて。 しまった。 そう、目を固く瞑ったとき。 「ッぅ、んんんっ!」 薄いブルマの生地越しに嫌な感触が押し付けられ、恥ずかしさや申し訳なさ、焦りや怒り諸々で頭が真っ白になった。 |