5
[ 10/16 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
――その日の部活は、黒子たち3人にとって散々なものとなった。
超過酷メニューをこなす青峰は、そのハードさと動きにくい毛皮の効果も相まって珍しく体育館の隅で伸びることになる。
カボチャの黄瀬は人にぶつかり、ボールを取り損ね顔面(カボチャだが)にボールを受けたりと、案の定盛大なミスを連発した。当然更なるペナルティが課され半泣きだ。
とばっちりを受けて女装をさせられた黒子は、慣れないスカートを気にし自由に動けなくなった。
更にその衣装により影の薄さが相殺されミニゲームでは苦戦を強いられる。
なにより仮装は他の部員達の視線が精神的に痛い。
狼男はまだしも、カボチャ女装は悪い意味で目立つ。
普段人の視線など受け慣れていない黒子にとっては大いに心的負担となった。赤司はと言えばもちろん他のキセキの紫原と緑間にもTrick or Treatをふっかけた。
しかし紫原は常にお菓子を持ち歩いているため無事仮装を回避し、緑間は安定のおは朝のアイテムのおかげで難を逃れている。
緑間の「道理でラッキーアイテムがお菓子ばかりだったわけなのだよ」という同情半分、呆れ半分の呟きは黒子たちの耳に虚しく響いたのだった。
超過酷メニューをこなす青峰は、そのハードさと動きにくい毛皮の効果も相まって珍しく体育館の隅で伸びることになる。
カボチャの黄瀬は人にぶつかり、ボールを取り損ね顔面(カボチャだが)にボールを受けたりと、案の定盛大なミスを連発した。当然更なるペナルティが課され半泣きだ。
とばっちりを受けて女装をさせられた黒子は、慣れないスカートを気にし自由に動けなくなった。
更にその衣装により影の薄さが相殺されミニゲームでは苦戦を強いられる。
なにより仮装は他の部員達の視線が精神的に痛い。
狼男はまだしも、カボチャ女装は悪い意味で目立つ。
普段人の視線など受け慣れていない黒子にとっては大いに心的負担となった。赤司はと言えばもちろん他のキセキの紫原と緑間にもTrick or Treatをふっかけた。
しかし紫原は常にお菓子を持ち歩いているため無事仮装を回避し、緑間は安定のおは朝のアイテムのおかげで難を逃れている。
緑間の「道理でラッキーアイテムがお菓子ばかりだったわけなのだよ」という同情半分、呆れ半分の呟きは黒子たちの耳に虚しく響いたのだった。
[mokuji]