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第九話

「それにしてもナツメ達が帰ってくるまで

することがないな」

エンマ大王は背伸びをした。

「ああ…ナツメさん…。

やっぱりついていけばよかった」

ミッチーは落ち着かない。

「ミッチーはナツメが好きなんだね」

未来は微笑ましく思った。

「私はナツメさんに忠誠を誓います!」

「それならぬらりや未来のように

強くなければな」

「う…」

エンマ大王に言われ、ミッチーは

落ち込んでしまう。

「大王様、本当のところを言ったら

かわいそうですよ」

「未来…それは追い打ちだ」

ぬらりひょんが指摘をしていると

ナツメ達が鬼太郎を連れてきた。

そしてナツメがトウマの心の中に入り

鬼太郎も邪気を取り払い

トウマは無事に意識を取り戻した。

元に戻ったトウマはナツメに微笑む。

「よかったな」

「ええ。

やりましたね、ぬらりひょん議長」

ウイスパーがぬらりひょんの名を呼ぶと

「ぬらりひょん?お前が?」

鬼太郎は驚いた。

「そうだが?」

「わしらの知り合いにも

ぬらりひょんというやつがおってのぅ」

「随分美形ですね」

目玉おやじと鬼太郎は説明し

「大王様…私にも

古いイメージがついてしまっているようです」

ぬらりひょんは苦笑した。

「そうらしいな!」

エンマ大王は対照的に笑う。

それを見てから鬼太郎は

一反もめんに乗り、帰って行った。


to be continued

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