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第八話

未来達は洞窟からナツメ達のところへ移動し

地面に舞い降りた。

そしてエンマ大王がトウマに手をかざすと

苦しんでいたトウマの顔が

安らかになる。

「さすがでございます!

エンマ大王様」

ウイスパーが歓声をあげた。

「一時的な治療だし

癒しは未来の方が専門だがな」

「そ、そんな!私には無理です」

未来は謙遜した。

「まさかあなた様は

あの閻魔大王様か?」

「え?あの閻魔〜!」

「美形じゃん」

おばば、ナツメ、アキノリが

エンマ大王を見て驚いた。

「だいぶ古いイメージが

定着しているようだな…」

エンマ大王は困った顔をする。

「先代はいかにも閻魔!

って感じでしたけどね」

「未来、怒るぞ?」

ぬらりひょんは低い声で言い

「あ!ごめん!

ぬらりは先代が大好きだった」

未来は慌てた。

そして話し合い、幽霊族の鬼太郎に

協力してもらうことにした。

ナツメ、アキノリ、ジバニャンが

鬼太郎を訪ねることになり

未来達はトウマを見ていることにした。

「くっ…もう一回!」

未来はトウマをもっと癒せないか試すが

霊力を使いすぎただけだった。

「無理するな、未来」

「でも…」

「お前が倒れたら俺とぬらりが困る」

更に霊力を使おうとする未来を

ぬらりひょんとエンマ大王は止めた。

未来のことが大切だからだ。


to be continued

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