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第三話「偶然を装って」



未来が家を出ようとすると

「やあ、未来。

おはよう」

ハルヤが爽やかな挨拶をした。

「おはよう、ハルヤくん」

一体この人は何者なのだろう?

そう未来は思った。

そして夕方。

「あー、疲れた」

「お疲れ様、未来」

ハルヤはまた家の前にいた。

それが数日続く。

「ハルヤくんってもしかして暇人?」

「俺は何で毎日偶然を装って

未来と挨拶をしているんだ?」

二人は自分の部屋に入り

そう独り言を言った。

「姫の時とは違うけど

もっと仲良くなりたいと思うんだよな」

にやりとハルヤは笑った。


to be continued

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