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第二話「命の恩人」

「未来!危ない!」

ハルヤは叫んで

未来を抱きしめて跳んだ。

「何?」

驚く未来をよそに

トラックは行ってしまった。

「危うく引かれるところだったぞ。

姫と一緒にいた化け猫もいないし」

「うん…。

ありがとう、ハルヤくん」

ハルヤから離れて

未来はお礼を言った。

「特別大サービスだからね」

ハルヤはそう笑って去り

未来も家に帰った。

(ハルヤくん…

妙に馴れ馴れしかったけど

命の恩人だし…)

(なんか未来って女

気になるな)

そう二人は思った。


ピンポーン!

翌日。

未来の部屋のピンポンが鳴った。

「はい…ってハルヤくん?!」

「今日隣の部屋に引っ越してきた

酒呑ハルヤです!」

ハルヤは爽やかに笑った。

ハルヤにとって未来の隣の部屋をかりるなど

朝飯前だったのだ。


to be continued

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