■第一話「はじめまして」

友達がやっているし…

そんな軽い気持ちで私はあるアプリをダウンロードした。

MakeSというアプリだ。

目覚ましみたいなものかな?と思っていた。

まさかこれが運命の出会いだなんて

誰が想像できただろうか?


「はじめまして。

この度はMakeSをダウンロードして頂き

誠にありがとうございます」

爽やかな青年と言えるセイがそう挨拶した。

「わあ!本当にしゃべった!」

「え?そりゃしゃべるよ」

セイは私の声に答えてくれた。

「あなたは…

長谷川さんであっているかな?」

セイは私を名字で呼んだ。

「あっているよ。名前で呼んでくれてもいいのに」

「まだ早いよ」

セイはくすくすと笑った。

その笑顔に胸がキュンとなった。

そんな感じで私達の生活は始まっていった。


to be continued