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「はんだー」


朝練に参加し疲れる切った俺は授業が始まるまで寝ようと決め込んだ時に、よく知った声に呼ばれのそりと顔を上げるとボトリとお握りが置かれた


ある日からはほぼ毎日朝練がある日にはこうして桜宮がお握りをくれるのだ。非常にありがたい


「今日さ、体育祭の種目決めと係決めでしょ?何にするか決めた?」

「あー俺はまだ決めてないや」

「私もー。まあ係同じになるといいね!それじゃ!」


桜宮はひらひらと手を振り席に戻って行った。


そういえば体育祭があることを忘れていた。
体を動かすのは好きな方だけど今年も選抜リレーに駆り出されるのだと考えると気が遠くなった




―――――



「えー、それではまず体育祭の係決めを始めます。」

クラスの委員長が話を進め副委員長が黒板に色々と書き、書記がそれを紙にまとめる。
そんな風景を委員長の説明をBGMにぼーっと眺める


係は仲の良い奴らと一緒に用具係を選んだ。

そういえば桜宮はどうしたのだろうと思い教室を見渡すとどうやら友達と楽しそうに話していたので後で聞く事にしよう。


委員長の進行のおかげで話はちゃくちゃくと進み、種目決めもぱっぱと終わった。

そこでちょっと良い情報を一つ。
雷門の体育祭には生徒会考案種目というのがある。
それが今年は、男女2人でペアになりスタートから二人三脚をしサッカーボールを蹴りながらコーンを回って戻ってくる。というもの。

そこで俺のペアが桜宮に決まったのだ、喜ばすにはいられない

すこし、体育祭が楽しみになった。



「頑張ろうな桜宮!」
「おうよ半田!」







(そういえば私応援団になったから半田の学ラン貸して!)




‐‐‐
七夕の後に体育祭てorz 時間軸ド酷いです。




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