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「で、なんて風紀委員長がなんの用だ?」
意図が知りたい
関係ないだろ
俺が誰と関わろうと
「お前に興味がある」
「は?」
真剣な時にそんなことを言われ、間抜けな声が出た
「風紀はな、生徒個人の個人情報を見ることができる。けど、お前の個人情報だけは
厳重にロックされていて、見ることが出来なかった。」
きりっと上に釣り上がった瞳が俺を捉える
黒は黒でももっと深い色だ
美しい
そう思った
「お前、あの水無瀬の息子だろ?けどな、高1と年齢が一致する子供は存在しない」
それは、俺は16じゃなくて18だからな
早生まれで本来なら大学生だけど
「それの意味が分かるか?二人の息子はいるが、お前と年齢が一致しないんだよ」
俺は秘密にする義務はないし、別に年齢はバレても構わない
隠しているつもりはない
ただ、父様が隠しているだけで、俺としてはどうでもいいんだ
「留年だよ。ほんとは18だ」
俺には関係ない
「へぇ、年上ってわけか」
そう呟くが、俺はコイツの年齢を知らない
年下か・・
意外だな・・・社会人でも通りそうだ
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