未完成作品置場

■ 辺見(稲妻)

「うっせーよ、デコ」
「デコじゃない、辺見だ」
「何だその言い方。桂さんか?桂さん意識してんのか?ロン毛しか共通点ないくせに調子乗んな」
「べ、別に意識してなんかないんだからな!」
「ツンデレうざっ!ついでにロン毛も佐久間と被ってんだろうが!禿げろ、禿げて詫びろ!」
「いっ…痛ッ!蹴るな!女のくせに男の大事なとこ五回も蹴るな!使い物にならなくなったらどうすんだよ!」
「あれ?辺見くんに使う機会あったんだ?(笑)」
「ちくしょう!その憐れなものを見る目はやめろ!俺だってもっとイケメンに生まれたかったさ!だけどキャラデザがこうなんだから仕方ないだろ!」
「落ち着け、辺見」
「…源田!そうだよな、お前だけは俺の味方だよな…!」
「俺も使ったことはない」
「(まさかの童貞宣言!?)」
「(こんな清々しい下ネタ稀に見るな…)へー源田モテそうなのにね。デコと違って」
「だからデコじゃねーって!」
「落ち着け、デコ」
「お前もか源田ァァア!」

「…ペンギンじゃない、佐「語呂悪いからやめてくれない?」


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なにこれ

2010/03/13 10:31

■ 緑川(稲妻)

リュウジくん、とやらはわたしの顔を見るなり、頬を赤らめてこちらにちらちらと視線を遣り始めた。何となく見覚えがある気もするけれど、はっきりとした確証を得ない。抹茶色のぴょこぴょこ揺れるポニーテールをじっと見つめてみても、彼の正体は思い付かなかった。仕方がないから、近くに立っていた秋ちゃんに尋ねてみようかと思った矢先、彼の方に動きがあった。


「あ、ああの!」
「え、わたしですか?」
「僕のこと覚えてますか!?」


やべえ…知り合いかよ。おっといけない、口調が乱暴になってしまった。彼の頬の上気具合からいって、かなりの知り合いだったことは間違いない。しかし、思い出せないのもまた事実だった。


「えーと、あれだよね」
「はい!」
「うん、久しぶり…?」
「ですね!僕、ずっとお会いしたかったんです!」

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何故敬語なの緑川…

2010/03/13 00:25


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