「到着しました」
「ありがとうございます」
「荷物を降ろしますので、少々お待ちくださいませ」



大きなお屋敷……。
ヴァリアーの屋敷の何倍ぐらいでしょう?3倍はありますね
白い壁が綺麗です。

荷物を降ろし終わったらしくドアが開く。
それと共に大きな玄関が開いた。



「お、誰だ?」
「えっと、リボーン様のご紹介で来ました。ティアと申します」
「あんたがティアか!話は聞いてるぜ、荷物は俺が持つな」
「えっ、いえ!そんな大丈夫です!!」
「いいからいいから。荷物これだけか?」
「えっと……」
「ん?まだあんのか?」
「いえ!えっと、それだけ……です。お手数お掛け致します」
「そんな堅苦しいのはナシにしようぜ。随分少ないのなー」
「えと、口癖……のようなものですので、お気になさらないでください……すみません」
「そうなのかー。あ、俺は山本武な!よろしく!!」
「よ、よろしくお願いしますっ!!」


山本様に荷物を持たせてしまいました、大丈夫なのでしょうか
あああっ、行ってしまいます申し訳ないのです……!!

スタスタと歩きだした山本様を急いで追いかける。
あ、足が長いからかすごく早いっ



「あれ?あ、ごめんなー早かったな」
「いえ……!大丈夫です、遅くて申し訳ありません」
「そんなに謝らなくていいぜ?」
「山本様にご迷惑おかけしてしまっていますから、すみません」
「ははっ。気にしなくていいのになー」



ポンポンと頭を撫でてくれた。

思わず上にある山本様の顔を見る



「あ……。すまん、思わず」
「い、いえ……」
「中央広場に案内するからな」
「はい!お願い致します!」



先程よりもゆっくりと歩いてくださる山本様。
おじ様から聞いていた通り、お優しい方のようでよかったです
さて、どんな方々がいらっしゃるのでしょうか




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