白石 蔵ノ介 | ナノ




きっと、褒め言葉


私の彼はテニス部部長で、ハンサムです。

素でエクスタシーとか言う所は本当に気持ち悪い。
友達に連れられていったテニスコートで、初めて彼を見たときカッコいいよりも先に思った。 

あり得ない程の愛情をガブリエルに注ぐところとか今でも気持ち悪いと思ってるけど、それ以上に好きがおおきくなった。

だから、その部分は何も言うまいと心に決めていたけど・・。


彼はそんな寛大な彼女より、きっとガブリエルが好き。
(あ、自分で言って悲しくなった・・・。)

蔵の部屋にバ●サン焚いてやろうかと何回考えた事か。

「蔵って、発言とか気持ち悪い。」

どすっと音を立ててガブリエルの世話をする蔵の背中に抱きついた。

「えぇ!?はないきなりひどない?」

今日はお互いの部活も休みで久しぶりに休みが重なった。

なのにも関らずガブリエルに夢中な彼。
そりゃ悪口の一つも言っても私悪くない。

「ねぇ、蔵。」

「あ、無視?無視なん?」

「ギュってして欲しい。」

背中があんまりにもあたたかくて、もっと欲しくなった。
そしたら振り返った蔵は溶けてしまいそうな笑顔で「いきなり可愛いこと言うなや!もぅ離さんで!!」

とか気持ち悪いこといって抱きしめてくれた。

「・・・本当に気持ち悪い。」
「聞こえへん!」

また少し大好きな腕に力が入った気がした。



(バル●ン焚くのはまたの機会にしてあげよう。)




戻る




[ 1/7 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -