long/short



笑顔の終点
ラズベリー・シャワー
ミカちゃんとユージくん
午前二時、本能のままに
何も知らない大人のために
赤い舌で窒息
絵の具を溢したような部屋で
青春が少しだけ足りない
よわいくせにひどい
夜もとろける夢を見せて
パレットに弾けた泪粒
小宇宙に二人ぼっち
ぼくが太陽になったとき
その嘘にのっただけ
同じ嘘をついただけ


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