5/22 20:14  
鬼滅

その腕を、愛しい人の命の温もりに濡らし
その腕の中で、愛しい人の体の温度を失う

それがどんなに苦しいか
それがどんなに哀しいか
私にはとても想像がつかない

彼女の両腕は既になく
彼もさほど持たないだろう

だけど、彼女を抱いていくのは
彼に抱かれていくのは、きっと



(仕事中に考えて泣きそうになった)




5/19 12:37  
鬼滅

(都合的に那田蜘蛛山の後)
(勢いでしかない)

「あとは、この名札をつけてください!」
「え、名札?」

確かに入院着に名前を書くわけにいかないけど、この名札は全体士分あるんだろうか?

「はい!この名札があると、治療が早く進められるんです!」

そういうものなのか。治療に不要なことはしないと思うし、ここは蝶屋敷だ。言われた通りにしておこう。

「失礼します」
「いやあぁぁぁぁぁぁ!!」
「騒いでもお薬は飲んでくださいね」
「くっっっそ不味いのに!!魘されるくらい不味いのにぃぃぃぃぃいいいやぁぁぁあああああごぶっ!!」
「貴方もお薬飲んでください」
「ゴメンネ…」
「治ってから受け取ります」

アオイさんにいつも怒られてる善逸にも、猪の被り物にも驚かれる伊之助にも全く怯まず薬を飲ませるのが凄い。
だけど、一つだけ不思議なことがある。

「えっと…竈門さんですね」
「はい」

俺だけ名前を確認してから診察されるんだ。
いや!確認そのものになにか思うところがあるんじゃなくて、善逸と伊之助は全く確認しないことが気になるというか…

「経過も良好ですね」

すみちゃん達は話しながら診てくれるし、アオイさんも確認のために名前を呼ぶ感じじゃない。

「いつもありがとうございます」
「いえ、これが仕事なので」

この人の匂いは常に一定で、患者に対して感情の揺らぎがほとんどない。
それと同じくらいちょっとした話もあまりしない人だけど、これは聞いてもいいことなんだろうか…

「なにか違和感がありましたらお呼びください」
「はい…あ、あの!」
「なんですか?」
「あの、どうして俺だけ名前を確認するんですか?」
「炭治郎それ聞く!?」

え、聞いたらまずかったかな。

「処方前の確認は必要なので」
「そうですよねぇ!当たり前ですよねぇ〜!」

思ったより普通の回答だ。
善逸が言うように、たしかに当たり前の確認なんだけど…

「じゃあ、どうして善逸と伊之助は確認しないんですか?」
「見てわかるので」

見てわかる?それは見た目でって事だろうか?
それならすみちゃん達が雑談混じりに診察するのも分かるけど、この人のはもっと根本的な…

「竈門さんは見て分からないので」
「…え?」

言葉の意味がわからなくて首を傾げていると、指さされた名札。

「それは、個人の判別ができない私のためにつけていただいています」
「個人の判別…」
「私は、人間の顔が見分けられません」
「え」

それは…いや、そんな嘘をつく必要なんてないし、なによりそんな匂いでもない。

「はいはい!なんで俺と伊之助は分かるんですか!」
「猪と…現在の症状から」

それを聞いてまた泣いた善逸だけど、なるほど。顔以外の判断材料があったからか。
たしかに俺は善逸みたいに手足が縮んでないし、伊之助は常に被り物が傍にある。いつも背負ってる禰豆子の箱もないから…

「あ、鬼は見分けられるんですか?」
「見たことがないので」
「そうですか…じゃあ!俺が退院するまでに妹に会ってください!そうしたらわかります」
「そうですね」

どこか諦めたような匂いを感じたけど、難しいだろうか。怖がってる様子ではないんだけど…

「次がありますので、また回診の時に」
「あ、すみません。引き止めてしまって」
「いえ。こちらこそ、ありがとうございます」

部屋を出ていく白い背中を見ながら、また首を傾げる。
なんでお礼を言われたんだろう?引き止めて仕事の邪魔をしただけのような気がするんだけど。

「炭治郎〜、お前ほんっとヒヤヒヤさせるなのよなぁ〜」

寝台に仰向けに倒れながらそう言った善逸も「俺も気になってはいたけどさぁ」なんてこぼしていた。

「やっぱり聞いたら悪かったかな?」
「うーん、機嫌が悪くなるような音じゃなかったから大丈夫だと思う」
「善逸は何が気になってたんだ?」
「ほとんどの人は顔を見て話すだろ?あの人だけは絶対に視線が首から下だったんだ」


(力尽きた)
(この子ら大変!)




2/7 07:42  


?「ふふ」
「なにわろてんねん」
「上から見ると、いつもと違て可愛いなー思って」
「は?そんなん」

(小春が優勝に決まってるやろ!)




7/2 20:31  


?(相手は出てこなかった)
(しかも遅刻した)
(謝るから許して)
(この場合表記ってどうしたらいい?)

毎年この季節になると思い出すことがある。

「ジューンブライド?」
「え。なに、お前そーゆーのに興味あったの?」
「別に興味あるわけじゃないけど、全くないわけでもない」

当時高校生だった私は、別にイケメンがいいとか思ってなかった。そこそこ稼ぎがあって浮気しなくて、メンタルちゃんとしてればいいかなってくらい。ただ、白無垢よりはドレスがいいかな、なんて考えてた。

「彼氏もいないくせになに言ってんだよ」
「しばく」
「そんなんだから彼氏できないんだろ?」
「うるさい矢巾ハゲろ」
「洒落にならないからやめろ!」

そう。ただ考えてただけ。何も考えず、画面の向こう側を眺めてるのと同じ。

だから、まさかこんなことになるとは思ってなかった。

「ちょっと!なんであんたが来るのよ!」
「別にいいだろ?呼ばれて来てるんだし」
「普通新婦に男は会いに来ない」
「え?マジで?」
「いや知らないけど」
「お前ホントそう言うとこあるよな!」

あの時ぼんやりと考えていた純白のドレス。まさか本当に着ることになるとは思ってなかった。

「柏手さ、高校の時結婚するなら年上がいいとか言ってなかったっけ?」
「収入が安定してそうだったからねー」
「実際は?」
「年上でも全く稼げない奴もいる」
「辛辣っ」
「まぁ、やっぱり人間性が何より大事だよね」

私は私の為に、今日のまでにいろいろやった。それがどの程度効果を出したのかわからないけど、やらないより良かったと思う。

「それに関しては間違いないな」
「矢巾よりもよっぽどね」
「なぁ、その一言必要だった?」
「今後気をつけるわ」
「そうしてくれ」

矢巾もそうだけど、結婚相手とは付き合って短いわけじゃない。関係性が発展してからも、恥ずかしげもなく名前を呼べるくらいには付き合いがある。だから、今更なにか大きく変わる事はない。
だけど実際苗字が変わるとなると、不思議な感覚になる。

「あ。そーいえばこれから柏手のことなんて呼べばいいんだ?」
「今まで通りでいいんじゃない?」
「でも苗字かわるだろ?それなのに柏手って呼ぶのも違くね?」
「名前で呼ぶ?」
「それは遠慮しまーす」
「やな感じぃ」
「俺だって渡を怒らせたくねぇんだよ」

名前くらいで怒るのか?と思ったけど、彼氏の名前を呼ばれたくないって人がかつていた。それを考えると、男子もそう思ってたってなにもおかしくない。
そんなタイプではないと思うけど、まぁ嫌な意外性じゃないからそうであっても構わないか。

そんな事を考えながら話すことしばらく。
ドアがノックされると、控えめに時間が迫っていることが告げられた。

「じゃあ後でな」
「二次会来るでしょ?」
「そりゃあな」
「ならよかった」
「なんかあんの?」
「別にぃ」
「はぁ?…まぁいいわ。楽しみにしとく」

そう言い残して矢巾は控え室から出ていった。
まさかこの格好で初めて会うのが矢巾だなんて、いったい誰が想像したのか。こういう場合の異性ってのって結婚相手、もしくは父親が一番初めに会うんじゃないの?知らないけど。ドラマとかそんなイメージ。

「新婦様、お時間です」
「はい」

二次会会場に着くまでの間に、ここに矢巾が来た事は話そう。親治がどんな反応をするかはわかんないけど、もしかしたら私の知らない親治が見られるかもしれない。


(二次会会場では及川さんが「俺も見たかったけど渡っちに気を使って行かなかったのに!」って騒いでて笑った)
(しかもお約束通り殴られてた)
(こんな時まであの人達はあの頃のままだった)




4/1 20:07  
* 文スト *

?時間軸不明
ノリで書いてる
キャラ迷子すぎてやばいw


追記


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