生意気後輩×ちょろいキャプテン

生意気後輩×ちょろいキャプテン

※おもらし



 枝豆のイラストが散りばめられたエコバッグから、みかんの香りが漂ってくる。


「おじゃまするで」

 お見舞いに、とそれを掲げながら部屋に入ると、乱れた髪の彼がベッドに横たわっていた。

「寝とる……ほんまに風邪やったんや、結構ひどそうやし」
「あ”ーー……?」
「あ、起こしてもうた」

 薄く開いた目をのぞき込むと、エコバッグからみかんが落ちる。白峰の顔の上に、とすん、と着地したみかん。
 掠れた声の舌打ちは、いつもより数段低くてドスが効いていた。

「チッ……んやねん……人が寝込んどる時に……」
「わ、わ、そ、その、ごめんやで……お見舞いに来ただけやねん」
「ゲホッ、ケホッ……そんなんいらん、はよ帰れや、ケホッ……移るぞ」


 乾いた咳が苦しそうだ。みかんで潤してやろうと思い皮を剥くが、思ったよりも水分の多かったそれは、ピュッ! と勢いよく果汁を飛ばす。
 白峰の目をめがけ、オレンジ色の水滴が爆ぜた。

「ふっざけんな……ゲホッ、いったいなあ”、げほっ……」
「わ、わ、わ、ごめん……ぷぷ……っ」
「何わろてんね”ん”っ、ゲッホ、ゲホ……ッ」


 充血した目で睨まれ、みかんを取り上げられてしまった。取り返そうと手を伸ばすと、そのままベッドに引きずり込まれる。

 ずっと寝ていたせいだろう、汗の香りが染みついた毛布は、むわりと暑苦しい。


「お熱あるんか?」
「熱はもうない……咳だけや、空気乾燥しとるから、ケホッ」
「しゃあないなあ、看病したる。なんてったって、俺はキャプ」
「喉乾いた」
「……俺は、キャ」
「喉乾いてんねん、はよ出せ」
「お、俺はぁ」
「ええから、はよ出せ」

 言わせろや! と暴れたいところだが、相手は一応病人だ。
 自分を律することのできる俺、大人。さすが、キャプテン。そう、俺はキャプテンなのだ。

 キャプテンなので、後輩の看病ができる。キャプテンなので、えらいのだ。

 俺は、キャプテンなのだ。声に出して言わせてもらえないので、心の中でたくさん言うのだ。そう、俺はキャプテンなのだ。


「出せって何や。薬か? 俺みかんしか持ってへん」
「いや、だから、あ”ーー……あ、そっかぁ、キャプテンあほやから、知らんのかぁ……ふーん……喉に効くいうたら、アレしかないねんけどな……ゲホッ、ああ、これやからアホはゲホッ」
「あ、アレ……あっ、ふーーん……アレやな、んと、アレね、うん、アレ、アレ……こ、この辺にあったはずや」
「知ったかすんな」


 枯れた声では上手く笑えないのか、空気だけを吐いているような妙な笑い方をしている。白峰は意地悪な顔を作ると、毛布を蹴って床に落とした。


「アレっちゅうんは、メス潮や……


 俺は無知な自分を恥じた。




***




 メス潮は喉の痛みに聞く。キャプテンであれば知っておくべき知識――――熱っぽい息遣いでそう語る白峰は、俺のスラックスに手を伸ばす。

「し、知ってたで。メス潮が喉に効くなんて常識やもんな、知ってたで、ほんまやで」
「ほな、はよ吹け」
「ん…… 後輩のためやからな、しゃあない…… なんてったって俺は、キャプ」
「はよせえやコマメ」
「コマメちゃう! 小豆や、あ・ず・き、こ・た・ろ・う!」

 両親よ、名付けはもっと慎重に。”小”という字を二つも与えてくださったおかげで、俺は部内で最もコンパクト、持ち運びやすい男として名をはせている。



――――あ 白峰の手ぇ……あつい……

「んぅ あ、あぅ……う、うあ、あん、んぅう〜〜……まんこ、まんこ触んなや、お潮は、ちんぽから出るんやで……っちんぽ、さわれ、やぁっ やぁあ……〜〜っ
「メス潮はメスイキと同時に吹く、げほっ、潮の事、やろ、げっほ、どうせまんこ弄ったらなあかんやろ、ああもうっ、はよ吹けや……っ喉痛いんじゃ!」
「んひぃいいっ あっあ”ぐっ お”っ んあ”ぁっあっあっ 激しっ激しっ お”っ んおぉ”ぅ あひ あひぃいっ


 くちゅっくちゅっくちゅっくちゅっ ぬちゅっ ぬちゅっ ぬちゅっ ぬちゅっ


 ここに来る前、すでに藍島にほぐされてしまっているまんこは、彼の指の熱を感じるやいなや、フライパン上のバターのようにとろけだす。ジュワァ…… とろぉ…… ぬちゅ…… ぬちゅん ねちゃっ 湿った音を立てて、とろとろになっていく


「あひ んひぃ…… あ、あかん、病人は、ちんぽ出したらあかんでっ」
「はーー……っ はーー……っ
「ん、あかんの、んぅう……っお、俺が、一人でメス潮吹くかりゃ、白峰は、無理したらあかんの”っお”っお”……お” あ” お” あちゅいぃいい〜〜〜〜……あちゅいっ
「熱いのは、っはあ、そっちやろ…… っくそ、なんでこんな、はあーー……いつのまに縦割れに……っ はあーー……っ ん”、ぐ……っ


 ぐぷ……っ


「はぇっ!? お”っ!? あ、あぎ……っ
「は……っ はあーー……っ


――――あ” あ あかん……っ まんこが、きゅんきゅん…… あかん、精子、欲しがってもうてる……っ きゅんきゅんするんや……っ


「んっ……に”ぃ…… お”……っ あ、あひぃい〜〜……っ
「はーー……っ はは……っ、孕みたいんかぁ……っ? はあ、はあ、結腸、降りてきてんぞ……
「ちゃ、ちゃうもん”ぅうう”……っ メスイキ、して、お潮、だして、風邪治したる、らけやもん”ぅう〜〜〜〜……っ お”っ お、俺は、べつに、せぇし、いらんもん”ぅうう〜〜っ
「はあっ……はあ……っ あ”ーー…… 出そう…… でも、いらんのやったら抜こっかなぁ”……
「んひぇっ あ”ぐっ ゆ、ゆさゆさ、すんなやぁっ


 ぬちゅっ…… ぬこっ パンッ パンッ……

 腰を掴まれ、ゆっさ、ゆっさ、と突き上げられる あかん、まんこが……きゅんきゅんするんや…… ずんずんしたら、きゅんきゅんするんやぁ……


「も、むりぃ……ひぐ、いぐぅ……っ


 ぴゅ……っ


「ん、んやぁ……っ あ、あぅ、おしお、吹いたぁ……
「え、ちゃうやろ、これ」
「んぇ……?


 ぴゅ……ぴゅるる……っ ぷしゅ……っ ぷしゃっ


「え、あ、あ、あぅ……っ


 しょろろろろろろ……

「ふぇ」


 ぷしゅっ ぷしゃっ じょぼぼぼぼぼぼぼっ


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