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ちょろいキャプテン総受けその二2


 午後の授業はただでさえ眠いのに、今日の俺は朝イチでメスイキをしてしまっている。

「おい、顧問の授業で居眠りか」

 もう眠くて眠くて仕方がないのだ。かくん、かくん、と首が前後するのを止められない。あと数秒で完全に堕ちるだろう。

 頭を机に打ち付けないように、隣の席の親友(副キャプテンでもある)がそっとタオルを差し出してくれた。
 薄目で見てもふわふわしていて、柔軟剤の香りがするそれ。俺は躊躇わずに顔を埋めた。ぼふん、と音が鳴ると同時に、口元が濡れた感じがした。

「完全に寝よったな。俺の授業でよだれ垂らして……さすがの度胸やんけ……おいこら、起きろ! ちびっこキャプテン!」

 ああ、親友よ。これは俺の涎を拭くためのタオルだったのか。なんと気が利く男なのだ。

 では俺はこれにて、おひるねタイムに入ることとする。案ずるな親友よ、部活までには起きる――――ぺしん! 大きな音に驚く。少し遅れて、後頭部にジンジンとした痛みがやってきた。

「い……っ! たぁ……!」
「何回も言わすな、寝んなアホ」
「せ、せんせえひどい……うう、いたい……でも、ねむい……」
「寝んな」
「いたっ」

 数学教師の彼は担任でもあり、うちの部の顧問でもある。そのせいか何かと構ってくるのだ。しかも、俺にだけスパルタな気もしている。

 えぐえぐと鼻水を啜っていると、ちょうど授業が終わったらしい。先生は舌打ちとともにもう一度俺の頭を小突くと、顎をクイッとさせながら「職員室。説教」とだけ言い放った。




***




 先生の説教はそれはそれは長い。これ以上長引くと部活に遅れてしまう。だが時計なんて見てしまえば、もっと長くなるに違いない。

「うう、ごめんなさい……でも、メスイキしたんやもん……しゃあないやん……」
「しゃあなくないやろ! お前、それでも部のキャプテンか。キャプテンたるもの、簡単にメスイキなんかすんな」
「え……?」

――――先生は何を言っているんだ。キャプテンたるもの、メスイキしなくてはならないのでは……?


 ところで、そろそろ正座を崩してもいいだろうか。足が痺れてたまらない。
 職員室の中にある小さな個室(別名・説教部屋)の畳の上にて、俺は爪先だけをもじもじと動かしていた。

 もじもじ、もじもじ……いけない、感覚がなくなってきた。だが今もじもじをやめると、もっとひどいことに……あっ 指の先が、まんこ付近を掠ってしまった……あ……っ

「ん…… ふ、ぅ は、はふ、はふ…… ん、あぁ
「……おい、説教中やぞ。何喘いでんねんこら……舐めとんか!? ああ”コラ!?」
「はひぃっ お、おしり、ぺんぺん……せんといてぇ〜〜……っふぉ、ん”ぉおっ

 ベルトを掴まれ、軽々と持ち上げられた俺は宙に浮く。ぺしん! ぺしん! 制服の上からおしりを叩かれ、その衝撃が痺れた足にも伝わった。

「あ、あぁあ…… あかん、まんこが まんこが、きゅんきゅんするんやぁ……っ
「チッ、ええかちびっこキャプテン。お前はキャプテンのくせにすぐ泣くしすぐメスイキするヘタレや。俺が鍛え直したる……そのよっわいよっわい気持ちとまんこをなぁ!」
「あ”ひっ!?

 ぺちんっ! ぺちんっ! ぺちん……っ!

 いつのまにやら俺は制服を脱がされ、生のおしりに彼の平手を受けていた。

「この生意気なプリケツが! ぷるぷるすんなっ! この! このっ!」
「お”っ あっ んぉっ せんせ、しゃんしぇっ あ、あ、ああっあ、指がぁ……っま、まんこにぃい〜〜……っ
「男がアンアン喘ぐな!」
「んっ、……ぅ、くぅ〜〜〜〜ん……っ

 叩かれて熱を帯びたおしりに、クーラーの冷たい風が沁みる。「あ、あかんぅ あかんぅ…… あんあん、してまうぅ……」「すな」「してまうぅっ あ、んっ あんっ あぁあんっ」「すな言うとるやろ」「ひゃううっ」「しゃあないやつやな」「ん〜〜 んぅう〜〜

 先生は深いため息をつき、おしりを叩くのを辞めた。俺があんあんしてしまうから、呆れてしまったのだろうか。

 ちょっと悲しい気持ちになって彼の顔を窺い見ると、Sっ気たっぷりの含み笑いを浮かべているではないか。なんとも恐ろしい、テスト返却の日と同じ顔だ。


「あ、あの……んっぉ”
「俺はなあ、お前に期待しとんねん。チビやけどやる気は一番やからな」
「え…… んへへ んへへ…… うれしい…… あっ
「せやから簡単にメスイキなんかすんな。ええか? 今からすんのは、メスイキ我慢訓練や」
「ん…… めすいき、がまん……ん ん……

 もう部活の開始時刻が過ぎているが、きっと副キャプテンが上手い事やってくれているだろう。先生から逃げられる気がしない俺は、彼のいう訓練とやらを受け入れることにした。

「まず四つん這いになれ、そうや……ハッ! 犬みたいで可愛らしいやないか」
「せんせ、訓練ってなに……を”っ あ、あ、まんこに、なんか、はぁ、ん〜〜っ
「これ? 指し棒
「お……っ な、長っ…… ひ、ぅ お、奥までぇ……〜〜〜〜っ

 彼がいつも使っている、先端に肉球のモチーフがついた可愛らしい指し棒。それが今、俺のまんこに入っている…… 

――――あかん、気持ちいいところぐりぐりされて、あんあんしてまう……メスイキ、してまう……っ

「はい、メスイキ禁止
「んっ、ぐぅ……〜〜っ あへぇっ おっほぉ……っ
「もしメスイキしたら、お前の背番号”メスイキ”にしたる」
「いややぁ……っ あぁあん……っく、ぅ、くぅ〜〜ん……っ せえへんもん、メスイキがまん、すゆもん……っ

 背番号”メスイキ”はさすがに恥ずかしい。俺は呼吸を整えるように息を吐ききり、できるだけまんこから意識をそらす。すると先生は俺のおしりを撫で、甘い声で囁いてきた。

「よしよし、ええこや……
「お”っ
「ん? なんや今の声は…… はは、お前ほんま可愛いやつやなぁ、いじめたくてしゃあないわぁ……
「んぎっ あ、あぁん……っ

 くちゅ、くちゅっ ずちゅっ ずちゅっ

 指し棒を巧みに操って、確実に俺のメスイキスポットを刺激してくる もうだめ、もう限界、もうメスイキする――だがギリギリのところで指し棒は抜かれ、少し落ち着いたところでまたくちゅくちゅ される…… 地獄だ 意地悪焦らし地獄だ

「あかん、あたま、へんになゆぅ…… イキたい…… イキたいぃい〜〜〜〜っ せんせ、イかせて、イかせてぇやぁ〜〜っ
「我慢せえ キャプテンなら我慢できるはずやろ……
「ふ、ふぇ、ん、ぅう”〜〜っ
「よし、ええこや……



 先生のスラックスの前はパンパンに張っているのに、彼はベルトを緩める事すらしない。せめて指し棒なんかではなく、ちんぽを…… 目で訴えてみるが、「メスイキすら我慢できんお前に生ちんぽは早い」と切り捨てられる。

「ひっく、せんせ、ひどい う、あぅ、あんっ ほんまに、ほんまに俺のこと、メスイキさせてくれへんのっ ふぇ、う、っく、ひっく、あぁあ〜〜……
「当たり前や、ずっとそう言うとるやろ……
「いややぁ〜〜っ あ”っ
「あ、もうこんな時間か……職員会議始まるわ」
「んお”っ

 ずっと中で暴れまわっていた指し棒が引き抜かれ、油断した瞬間。彼の太い指がずぷずぷっ と入り込んできて、惜しむように激しく指マンしてきた

「あ”っ? あっ、お” んっあっあっ! あっあぁ? おっ あっあ〜〜……っ!

――――今度こそ、イける……やっとメスイキできる……っ あともうちょい、そこ、そこ、もっと擦ってぇ……

「ほなな、ちびっこキャプテン
「ん”あぁあ……っ あ、あとちょっと、やったのにぃ……〜〜っ


 もう我慢できない。気がおかしくなりそうだ。
 俺はヒクヒクが治らないまんこを抱え、体育館に走る。すべては白峰。そう、あの生意気な後輩がそもそもの元凶なのだ。


「はーーっ はーーっ 白峰……っ ぜったい許さへん……っ

 震える足腰で体育館にたどり着く。
 まっさきに目が合ったのは、親友で副キャプテンの藍島だった。


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