堅物むっつり×淫乱処女♂

堅物むっつり×淫乱処女♂



「ねえ、しよう? えっち、しよう?」

 一年だ。一年もの間、彼は僕に手を出していない。


「い、いや、その、まだ早い、まだお前は17じゃないか、まだ早い……っ」
「明日18になるし、年下扱いすんなよ。同じ学年じゃんか」
「ま、まこ……まこは、かわいいし、きれいだ、だから俺が穢すのはなんか、い、いけない……気がする」

 そもそも彼の方が僕に告白してきたのだ。それも三回も。
 小学校卒業の時、中学の修学旅行の時、そして昨年、高校二年の文化祭の後。

 彼の一途さに負けて告白を受け入れ、早一年。未だキス(軽く唇が触れ合うやつ)以上の事は何もしてこない。

「なんだよ、もう僕のこと好きじゃないの?」
「それは……好き、だけど。だ、だめだってこら、脱ぐな、まこ、真!」

 今夜から明日にかけて、うちの両親が家を空ける。だから思いっきりえっちができるチャンスなのに、圭はこうして押し倒してみても顔を背け、及び腰である。

 赤面している彼の顔に、僕の枕を押し付けた。堅物すぎる幼馴染にイライラして、ぐいぐいと押し付ける。

「まっ…… まこ、まこの匂い……くっ 甘いミルクみたいな匂い……
「おい、勃ってるぞ。する? えっち、する?」
「いやだめだ、まだ18でもないお前にそんな、えっ……えっ……ちなことをするなんて……すまん抜いてくるから退いてくれ」
「ばか! 僕がおしりで抜いてやるって言ってんだろ、ばか!」

 テントを張っているそこに指を押し付け、ツーッとなぞった。彼は「うっ」と唸り声をあげ、そこをさらに膨らませている。

 いくら堅物といえど、身体は正直なのだ。

「待て、まこ……っはあ、18になると、いろいろと……解禁されるし、だな……とにかく俺は真を大事にしたいと思っているから、こっこ、こここ婚前交渉なんて淫らなことは、あっこら、こらやめなさいまこ、真っ


 身長180cmを有に超えるごつい男が、生娘みたいなことを言っている。ギンギンのおちんちんを服越しに撫でられて、僕の枕の匂いをハアハア言って嗅ぎながらだから、まるで説得力がないが。

 僕だって別に、特別すけべなわけではない。ただ、日に日に熱くなる彼の視線(おそらく本人無意識)を浴びているせいか、身体がうずいて仕方ないのだ。

「なあ、してみたい、圭……
「あ、だ、だめだっお前の華奢な体をそんな、ぐっちょぐちょに穢すなんてっ親御さんに申し訳がっ」
「えっちなこと、し、た、い……

 耳元にふうっと息を吹きかけると、圭は枕をベッドの下に投げ、突然起きあがった。
いよいよするのか、と僕は期待する。しかし彼が手に取ったのは僕の体ではなくティッシュの箱だった。


 鼻血が出るくらい興奮しているなら、はやいところ手を出せばいいのに。股間辺りはまだしっかりとテントを張っているし、息だってこんなに荒くなっているのだから……

「ね……僕だって、圭のこと考えて一人でしてるんだよ……? えっちなことに興味あるの……
「まこっ真っ」
「オナニーは、18じゃなくてもしていいよね……? 圭だって、ずっとしてたんだから……ね?
「真が、お、おな、自慰を……っ
「あ、ここ、むくむくってした

 再び彼を押し倒し、騎乗位みたいに上に乗っかった。圭は腰をびくつかせながら、僕を退かせようとしてくる。
 めげずにおしりをおちんちんに押し付けるも、大きな手で僕を持ち上げ、移動させようとしてくるのだ。


――――この堅物馬鹿、そっちがその気なら……

「えっちしてくれないなら僕、ここでオナニーしちゃうから」


 もう我慢ならない。彼の堅物さに付き合っていては、いつまで経ってもえっちができないではないか。

 男子高校生というもっとも性欲が盛んな時期、えっちな事に興味津々な時期、それに対応するかのように激しい射精の快感……どうしても年とともに衰えていくそれらの、最も楽しい時期をスルーするなんて馬鹿げている。


「ん…… あ、見ちゃだめじゃん、えっちなことはだめなんでしょ……? ん、ふふ、ぁ……
「ま……っこ、と……〜〜〜〜っ……
「そんな、血走った目で見ないでよ、こわぁい…… はあ、はあ、ん……ん、圭、けい……はあ、圭、ほしいなあ、圭の……おちんちん……
「なっ、な、なにを言って、はあ、はあ……っ」
「いつもみたいにオナニーしてるだけ、だよ? はあ、圭…… 圭のおちんちん、硬くて、大きいんだろうなあ……いつでもハメハメできるように、おしりおまんこ、やわらかくしなくっちゃ……ん


 ここまで挑発すれば、さすがの彼も黙っていない。僕は見せつけるように足をM字開脚し、いわゆるくぱぁ をしてみた

 すると今度は、とうとう圭が僕を押し倒した。「するの? えっちするの?」ようやくだとわくわくしていたら、彼は枕元のデジタル時計を睨みつけ、「後7時間! あと7時間したら……っ」


 7時間後。それは日付が変わる時間だ。すなわち、僕が18歳になる時間だ。


「7時間後、真を……っめちゃくちゃに、抱く……から! はあ、はあ……っはあ、ふーー……っ ふーー……っ
「そ、そんな、まだまだじゃん、やだやだ今がいいっ
「それまでは手を出さない、お前を愛する男としてのけじめだこれは」
「っ……〜〜〜〜 あっ、あぅ、あん……っ


 どうしよう、今ので軽くイッちゃった…… キュンイキしちゃった……

 圭は堅物馬鹿だけど、僕はこのまっすぐな愛情を向けられると、堪らない気持ちになる 昔はそんな事なかったのに、絆されてしまったのだと思う

 そういえば去年告白された時も、彼のこういう感じで陥落させられたのだった…… 


「ん…… んんっ……んぅ、はぁ…… いいけど、そんなに待ってられないし、僕はオナニーを続けるからぁ……っ
「はあっはあっはあっはあっ…… 真、まこ、まこ、まこ……っ 必ず耐えてみせる……っ美しく幼気なお前を、はあ、はあ どろどろに穢すのは、せめてお前が18になってから……はあ、はあ、はあ、はあ……っ
「やっ 息くすぐったい、あ、あ、ぁあ、んっ


 こいつ、本当に7時間も耐えきれんのかな 僕に馬乗りになって、腰をカクカク振っているけど 本能がむきだしになっているけど――――あ、エア腰振りでイッてる。ばかだ。

「ふふ、圭のばーか……



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