容赦のない後輩×ピュアヤンキー

容赦のない後輩×ピュアヤンキー



「先輩って、おまんこ派?」

 心臓が凍りついた。




 てっきり寝ているものだと思っていた。完全に油断していた。

「せんぱーい?」


 どくん、どくん、心臓が耳の傍まで来た。パンツの中に突っ込んだ手が震えている。

「ねえ、先輩。おまんこ派なの?」
「な……っな、あっおいテメッ……来んな! お、おい、入って来んな」
「おまんこ派なの?」


 ルームメイトの高宮は、きっとオナニーなんてしない。甘ったるい美貌で女を取っ替え引っ替えとの噂だ。硬派な俺とは分かり合えん。

 最近バイトが忙しくてろくに抜けない、なんて悩みとも疎遠なのだろう。ああ、横着な自分が憎い。


「先輩、無視しないで。ね、おまんこ派?」
「……はあ? つーか何それ、意味わかんね」
「でもおしりおまんこ触ってたよね。正直に言わないと言いふらすよ」
「っ……ほ、ほんとにちげーし……おまんことか、ちげーし……ちょっと、ケツが痒かっただけだし……」
「おまんこ派なんだね」
「その言い方やめろ!」


 ベッドに侵入してきた高宮は、へらへらと笑って抱き着いてきた。寮の安いシャンプーの香りも、こいつが纏えば高価なものに思える。


「先輩、俺はちんこ派」
「知らねえよ離れろ……っくそ、後輩にオナバレとか最悪だ」
「ちょうど良くない?」
「何がだよ」


 高宮は顔は良いが中身はめちゃくちゃなやつで、何を考えているのか全く読めない。
 ヤンキー仲間以外には避けられがちな俺にも、平気な顔して話しかけてくるのだ。

 今もそうだ。「ちょうど良いよ」と言いながら、大きな手で俺の尻をまさぐっている。


「っ、おい、さわんな」
「感じた?」
「んなわけ、あっ
「あ〜〜、やっぱりおまんこ派なんだ。ふ〜〜ん、先輩メス男子なんだ。メスヤンキー。おまんこヤンキー。あは、弱そう」
「あ……っ、ん、ぁ、あ……っ

 指が、さっきまで弄っていた場所に入ってくる。縁の部分をくるくると揶揄うみたいに、なぞってくる……

「っ、く、ん やめ、ろっ 高宮、っこの、な、なぐるぞ!」
「もしかして脅してる……? 先輩、ヤンキーぶってるけど全然怖くないんだよ、カワイイだけ……
「な、なんだとぉっんあ あ……っん や、やだ、やめ、ああっ ん、ん〜〜〜〜っ

 浅いところをくるくると彷徨っていた指が、ずぶっ いきなり入ってきた、それも一本じゃない、二本か三本……ああ、また指を、増やされた、まずい、気持ちいいところに当たる……っ

「やっぱさ、ちょうどいいよね」
「っはあ、何が……んぁあ あっ あっばか、そこ、やめろっああああんっ
「先輩はおまんこ派、俺はちんこ派」

 おまんこ派なんかじゃない、と抵抗すると、おまんこの中で指が暴れる 激しく嫌がれば嫌がるほど、高宮の指はバラバラと動いた。

 そんな風にされると、俺の気持ちいいところが……っああ、くそう、こいつには絶対にばれたくなかったのに、硬派なヤンキーとしてふるまっている俺が、実はおまんこ派のメス男子だなんて、バレたくなかったのに――――


「セックスするのに、ちょうどいいよね。俺ら」


 おまんこを触られながら、き、きすなんてされてしまった。

「ん、ぁ……あっ、あっ、き、きす、初めて、なのに、んう……っ
「っは、だろうね、下ッ手くそだね
「はあっ、はあっ んう、ぅ、んっ、く、ん、はふ、はふ……っ

 いつも気怠そうに伏せられている目が、熱っぽく充血している。高宮は俺の顔を舐めながら、「はあ〜〜……」と、荒い息を吐いた。

 とろけた表情にドギマギしていると、おまんこの中の指がゆっくりと出て行った。俺の気持ちいいところをすりすり 擦りながら、ゆっくりゆっくり抜いて、そしてずぷっ いきなり深いところまで、貫いてきた……っ

「んっあぁああぁぁぁぁぁあああああぁあぁっ
「ふふ、すっごい声 ちんこに響くなあ
「あ……った、か、みゃぁ……ああんっ はあっ あああ、あっや、やめっ そこ、らめぇえっ
「先輩の処女おまんこ、かわいいよ 強がってるくせにビクビクしてんの、ふふ、おまんこは持ち主に似るってね……
「誰がおまんこの持ちぬ、しっんひぃ あっ、あんっ お、おい、ばかっ……うう、ばか、ばか、ばかぁああ……っ おまんこ、さわんなっあっ いぐ、い、くっ ああっ うう、ばかぁああああ……っ

 びゅるっ びゅるる……っ びゅ、びゅーー……っ

「あは、イキまんこ見せて」
「ひ、ぃあっ み、見んな、あっあっ、そんなとこ、やめっ見んな、見ないで、ふ、ふぇ、イッてるおまんこ、見んにゃぁ……っ

 びゅ……っ びゅるるるっ びゅる……っ


 高宮は俺のちんこを持ち上げ、おまんこをのぞき込んでくる。鼻がくっつくほど顔を近づけて、ビクビク しているであろう俺のおまんこを、じっと観察しているのだ。

 恥ずかしくてどうにかなりそう、なのに射精が止まらない。別に興奮しているわけじゃない。そもそも、久々のオナニーだったのだ。溜まっていたのだ。断じて、興奮しているわけじゃない。

「う、ううう、見んなやぁ……っう、う、うう、ばかぁ〜〜……っ」
「先輩、まだイキまんこしてるよ。ずっとヒクヒクしてる、あーー、いじめたくなるんですよ俺、こういうのって
「ひ、ぎっ い、今、指、また、ああっ また、い、くっ んっ、ああ ちが、ちがう、きもちいんじゃないっ 溜まってた、からっ んっ、いつもは、おまんこ、こんなに敏感じゃ、にゃい……っ
「ふふ、あんたヤンキーじゃなくておまんこです。今日からおまんことしてメスメスしく振舞うように
「意ッ味わかんねあああああぁあぁっ いっく、いくぅううううっ

 びゅるる びゅるっ びゅーーっ

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