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創作三国志ボイスドラマ企画
By みより![](//img.mobilerz.net/img/i/63684.gif)
2010/04/10 08:56
いつの間にか寝ていた様で、同じく机につっ伏していた幼馴染みの寝顔が酷く間抜けに見える。
それに苦笑しながら上体を起こしたなぎさは、自分が図書館でテスト勉強をしていた事を思い出し、そしてここが"今までと違う場所"である事を知った。
「その者達を捕らえよ!!」
響く怒声。振り返ったなぎさの目にうつったのは、次々と雪崩れ込む男達と、その手に握られた凶器。瞬き一つの間にぐるりと囲まれ、その鋭い刃先を喉元に押しつけられた。
ぷつ、という何かが切れた感覚に、なぎさの目からは涙が零れ落ちる。
「これは……夢?」
―――――――――――――――
目が醒めて気付いたら、そこは約1800年前の中国だった。
「なぎさ、これを周瑜に届けてくれるかしら」
「はい、大喬さま!」
「……竜斗。お前は我が友に本当に似ている……」
「俺は良くわかんねぇけどよ、姫さんが望むならそれで良いんじゃないか?」
「神子?……くだらぬ。そんな者我が捻り潰してやるわ」
「今夜、ここを要に曹操軍を迎え撃ちます」
「…………竜斗、どうか無事で……!」
男達の熱い戦い。それを影で支える女達。
夜空をなめる炎は、天へ天へと昇り――……。
「ごめん……な、なぎさ。俺……もう…………」
「竜斗っ!!!」
創作三国志ボイスドラマ企画
Three Kingdoms
「私、救うよ。皆を。それが、神子の努め。だから」
「だから……だから、お願い……」
「竜斗、目を醒ましてぇぇえええ!!!」
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締切りは5月9日。
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スペースありがとうございました。
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