些細な欠陥
公爵夫人を見習え
信用してはならぬ、猫だけは!
隠し味は愛です、ベタだけど本当の話
前髪チェックとあくび
ファントム、私を連れ出して!
マリーの涙を食べたトムはお腹を下した
幸せに続く鍵をきみどこに隠したの?
羨むばかりの僕は自分が持っている宝物の価値に気付かないまま、誰かが持ってる石ころを欲しがる
概念を取り外した時、きみとぼくは世界の形を知ることになるだろう
砕けていく心臓が知らせたもの
キスをしてからでも遅くはないだろ?
恭しく舌を伸ばして獣のように舐めとる
恋の輪郭は曖昧だから
愛の輪郭は不都合だ
小瓶に入っていた毒薬の行方
正しい愛の飼い殺しかた
罪を罪で殺せ
躊躇う中指を愛しいと思ふ
直ぐに乾く身体で愛を紡ぐ
蛇と蝶のような関係
相容れぬままそれらは存在して、相容れぬままそれらは消え去っていく。ぼくはきみと触れ合いたいのに世界はどこまでも排他的だ
飽き飽きしていたこの地球も土から見上げたら美しいんだろうね
裾から金魚
追い掛けて熱中症
真実は語られず、百合の香で惑わせた死は目蓋裏でなにをみせるか
そういう話