大体こんな感じです

・会話文のみ
・ギャグというか小ネタ
・今から五年後くらい設定
雪男→付き合って二年くらい
勝呂→付き合って五年くらい
燐→付き合って一ヵ月とちょっと



「おーい、勝呂! こっち来い!」

「なんやねんいきなり……。あ、若せんせ」

「ごめんね勝呂君うちの兄が……。後でしえみさんに言っとくからな兄さん」

「そう! それなんだよ雪男!」

「話聞く気ないでしょ……。もういいよ。で、何のようなわけ?」

「お前らってさ、彼女とどこまでいった?」

「「ブッッッっツ!!!」」

「きたねーなー。ほれ」

「おおティッシュさんきゅ、ってそうやないわ! 一体なんやねんお前!」

「そうだよ兄さん! いきなり何! そ、それに僕は彼女なんか」

「嘘こけ。シュラと付き合ってんだろ。勝呂だって眉毛と」

「眉毛ちゃうわ! 神木はもっとかわい、あっ!」

「ほーら。ほれほれさっさと認めて楽になれよー」

「ぐっ……」

「……しかたあらへん、もう面倒やから答えてやるわ。どこまでいったかか?」

「おう! 流っ石勝呂。俺さー、彼女なんて出来たの初めてだからどういうペースで進めばいいのかわかんなくて」

「自分のペースが一番やと思うけどな。とりあえず俺はその、あーっと、あれやあれ」

「なんだよ顔真っ赤にしちゃってよ、早く言うんじゃなかったのかよ?」
 
「うっさいわぼけ!! わ、若せんせはどうなん? 相手はあの霧隠先生やろ? 大変そうやんなぁ」

「ぼ、僕ですか? 僕は……、って兄さん顔が近いし気持ち悪いよ!」

「なんだとー! この兄の期待に満ち溢れた顔に何を言ってくれるんだ。大体お前ら照れてないでさっさといえよ!」

「いきなりなんなんだよ。大体兄さんたちはどこまでいってるわけ? まず兄さんから話してくれたら話すよ」

「そうやな。それが妥当や」

「い、一致団結しやがって……。俺はだな、その、一緒に寝ただけだ!! あ、そのキスはしたんだけどよ。……なんか柔らかかったし良い匂いした」

「えっ…………」
「…………」

「ど、どうしたんだよ二人とも。そんな遅いか……? やっぱり、俺からなんかしないと駄目なのか?」

「(どないしよ……。未だにキスもしとらんとかいえへん)」
「(予想外に進んでるし。聞いてないんだけど。というか僕キスなんてまだほっぺなんだけど)」

「おーい。雪男ー、勝呂ー!」

「えっ、まぁ普通なんじゃない?」

「……お前、汗すごいぞ?」

「そやそや! たぶん普通や!」

「たぶん?」

「あっ」

「あのさ、もしかしてお前、きすも」
「わーわーわー!!! 聞きたくない!」
「うっさいわ! お前に俺らの気持ちなんかわからへんのや!」


「な、なんかごめんな……。やっぱ俺志摩に聞いてくるよ」

「志摩はやめときぃ。あいつ彼女居ない暦二十年やぞ」

「そうだよ兄さん。志摩君は彼女居ない暦=年齢だよ」

「……お前ら志摩になんか恨みでもあんの?」

「……ないよ」
「……あらへんな」

「あるんじゃねーかよ! ……はぁやっぱ自分でなんとかするわ」

 そう決意した二十歳の冬だった。





 

ちなみに祓魔塾の中で一番経験が多いのは子猫さんという裏設定はいかされていません
 

[ 14/77 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -