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::【FF2日記】3.それで僕もヘイトをあつめて蒼空を駆けたいんです蒼空を

T&T完全版が出て、翻訳は出ないと言ってたD&D5版がやっぱり出て、prdjでお馴染み3.5版系のパスファインダーRPGが出て、国産も来月にはソード・ワールド2.5版が出て。
ここ数年、盛り上がってるようですね!

ファイティングの方のFF2も。
AFF2e、アドバンスド・ファイティング・ファンタジー2版の日本版がこの4月に出て。
FT書房さんのTtTマガジンを経て、ウォーロックマガジンが出て。

安田御大に見いだされた同人界の星として、嫉妬と羨望を集めるFT書房さんですが、5、6年前だったかのゲームマーケットで少しだけお話して、FFやT&T好きなんだなあという、正しい同人の方たちという印象でした。
リタの「生まれつき盗賊なものはいない」とは杉本さんの「盗賊剣士」のぱくりです。オマージュです。もし誰かソレモンがいらっしゃればお気づくかなと(笑)

ああした愛ある活動を見たり、シーンがまた盛り上がってるのを見ると、自分はホビーの世界に真に深く付き合いきったり、極めたりする才能はないなあ、と思います。年々やらなくなるのが普通ですね。
これは寂しいことでもなくて、だんだんホビー的なディテールやシーンの盛衰と踊るより、神話や児童文学のなかのファンタジーの普遍性の方に惹かれます。

なもので界隈からは卒業状態で、RPGにももはや「システムは『混沌の渦(運用自由度ガバガバ)』一つあればよい」との悟りを得ており、平素よりこれを人々に伝道してはあほやと思われておりますが、まあな、この悟りは訳せば「D系の膨大なデータ参照するのとかめんどい」だけでもありますが、ともあれ、5版が盛り上がってもソードが版上げしても、実際にはほぼスルーでしょうか。が、タイタン本は這ってでも買うね!
刊行延びて来月になってますが、このファイティング・ファンタジーのタイタンワールドガイド日本版が楽しみ。私のような他界者をも引き戻す、ルルイエから響く呼び声のごときあの世界の妙な魅力はなんでしょう。
1990年の日本語版ワールドガイドもあったのですが、中古そこそこ値がついてて未読でした。新版で読める日が来るとは有難い。楽しみ!








さて、こんなアツい時節に私は、ファイナルの方のFF2をどうこう言うの。
というかもうこの記事も半年以上になるのですか?
そんなんどうだっていいから長引いてるのでなくて、単にゲーム起動することがなくなってるのでした。


さあソレユ達は、ミスリルのありかを調査している担当者ヨーゼフに会いに向かいます。
途中、まずはパルムの港町。

偽装もなんもなしで堂々と海賊が歩いています。どこのポート・ロイヤルかバッカニアーズ・デンか。



もしかしたら海賊というか、バックがいる免許持ちの私掠船、プライベーティアで、敵国の商戦を襲ったりしてるとか。
でも以下の会話から考えるに、たぶんそうでもなさそうです。


「ポフトのさき バフスクや サラマンドは
 ていこくに せんりょうされているっていうぜ」

「ここパルムや ポフトは まだていこくのこうげきを
 うけてないんだ」

「パルムは じゆうなまちよ
 あたいと いっしょに ここでくらさない?」
(ソレユもナンパされとります)


この後アルテアでミスリル装備が開発されれば、ここパルムやポフトでも販売されるし、アルテアの反乱軍とは同盟的な関係でもあるのでしょう。

あくまで独立、中立の海賊だとしたら、帝国か反乱軍かにそれこそプライベーティアか傭兵戦力として抱き込まれそうでもあります。山賊などもそうらしいですね。
でもあるいはどちらの秩序にも与し得ない者達の牙城として、住み分けた結果、ここがあるのかもですが。属性カオティック勢の行き場たるセーフティーネットとして機能してたりとか。


まだ帝国の攻撃を受けてない、とのことですが、ではここで帝国の版図を確認のため、地図を広げてみましょう。




帝国本拠は砂漠の近くのパラメキア城です。
そこから北のカシュオーンとディストは壊滅させられ、バフスクとサラマンドは占領されています。

またパラメキアから南は地図がループしてフィンに繋がります。
コンピューターRPGのお約束として、この世界も球ではなくドーナツ型をしているので、下に行くと上に出て。





レッドラインのような、帯状に陸が繋がっている世界ですね。
そういうわけで、パラメキアから南東へ陸続きのフィン城も占領されてます。
帝国は南北二正面から前線を拡大したようです。
そして現在残されているのは、ガテア、アルテア、パルム、ポフト、ミシディアのみということになります。

帝国からすぐ東に陸続きのミシディアが放置されてるのは何故でしょう?
ジェイドに近いからかも。

皇帝は魔界から魔物を呼び出したとオープニングで語られますが、呼び出し口は、ラスダンの入り口、地獄へ続く道ジェイドではないでしょうか。

その証拠ともおぼしきことには、パラメキア周辺にはML4の強い魔物が出ますが、よりジェイドに近いミシディア周辺ではML5の、さらに凶悪な魔物が歩いています。
占領部隊こそ送り込まれてませんが、ある意味制圧は完了していて、魔物に取り囲まれたミシディア人は孤立してます。
そうして研究機能を残しておいたということかも。

ファイナルファンタジーwikiでは、
「強力な魔法を市販できるほどの技術を持ちながらも、パラメキア帝国に狙われなかったのはその魔法技術が防衛に役立っているのか、それとも魔法技術ゆえに中立の立場を取っている(魔法技術を反乱軍・帝国双方に提供してミシディアの安全を保つという点では現実のスイスやネパールの立ち位置に近いかと。あちらは国民を傭兵として提供する事で自国の中立を保っていた)のか。」

との投稿があります。そういうことも考えられますね。

またあるいは、ミンウはミシディア出身だそうですが、強大な魔力を持つ皇帝の出身あるいは修行地も、ミシディアだったのかも?
それで思い入れのあるこの地を残しておいたとか。なにやらサウザーみたいですが。





さて、ここパルムから北のポフトの港町へは、歩いても行けますが、船が通っています。
そのパルムからは、周辺各地へとシドの飛空船が出ています。

さっそくシドに会ってみましょう。

シドは「かねさえだせば どこへでもいくぜ。」

というけどパラメキアやミシディアなどへは行ってくれないです。
治安というか、制空権のような安全保障が確保されていないのかも?
航空戦力はこの時点で存在していないのですし、終盤のパラメキア城への侵入を見るに、対空砲火が厳しいということもなさそうですけど。

帝国占領下のバフスクなどには行ってくれるし、廃城のカシュオーンには行ってくれる。
しかし同じく廃城のディストには行ってくれない。
要するに出る魔物がML2以下で脅威度低いところなら行ってくれるわけでしょうか。
魔物は飛空船を見ると攻撃してくるのかも。



シドはこの事業での儲けは全て飛空船の改造費につぎ込んでるそうで、お金にがめついような雰囲気の発言もしてますが、そのわりにこのフライト料は、武具などの値段に比較して安い気もします。ダガー1本未満とか。

動力源は「太陽の炎」というものだそうですが、コストあまりかからないのか。
燃料なに使ってるかとかは言及されないので、永久機関でしょうか。しかしほうっておけば永久機関でも、そこから仕事させれば当然止まるのでは。

なら空気の中からなにかリソース取り出してるんでしょうか。または水からとか。
太陽の炎という名前からは核融合炉を思わせますが。あるいは太陽光発電。

しかしそういうものあれば、内燃機関エンジンにして空飛ぶのみならず、いろいろ使い方ありそうです。アルテマの本より世界の行く末を左右する存在かもしれない。

仮に、このエネルギーをハーバー・ボッシュ法のような、空気(窒素)+水(水素)+エネルギーでのアンモニア合成に使い、窒素肥料を量産するとしたら。
農産物の大増産、飢餓の克服、そして人口爆発を引き起こしそうです。実際にこの100年のこっちの世界がそうだったように。



さて、ポフトでの買い物を済ませてから(ネージュさんにプロテスとシェル。ホフマンにブリンクを買いました)、シドに頼んで空路でサラマンド。ここにヨーゼフがいました。
合言葉を示すと、

「ヒルダさまに はけんされてきた?
 おまえみたいな わかぞうが?
 どうも あやしい?
 ほんとうか?」

と、都々逸風味の七五調で疑念をかけられます。なかなか感じの良くないハゲです。

ミスリル探索の進捗を聞くと、

「ミ ミスリルか・・・・まだ みつからないんだ。
 てがかりはあるんだが・・・・」

と弱った様子。そして、

「おっと まず みのあかしをたててもらおう。
 セミテのたきの どうくつで まちのにんげんが
 はたらかされている。 それをたすけてくるんだ。
 そうしたら しんようしてやろう。」

とのこと。
まあホイホイこちらを信用するのもエージェントとして問題あります。
それに帝国に奴隷労働させられてる人たちを解放するのはやぶさかでない。

ではセミテの滝の洞窟へ行ってみましょう。


ちなみにヨーゼフはまだ見つかっていないと言いますが、サラマンドの住人に聞くと、
「サラマンドのみなみの やまのむこうに セミテのたきが
 あります。 そのうえのどうくつで ていこくが
 ミスリルをほっているのです」

と、そこがミスリル鉱山自体でもあるようなのです。
なんじゃい。ヨーゼフは知っててとぼけているのでしょうか。




ともかくやってきました。初めてのダンジョンです。

出てくる敵は大したことないですし、素手レベル3のソレユは安定して100ダメージ出してて、火力も充分。
ボスも余裕かなと思って、道中は育成の意味でMP節約せずガンガン行こうぜで撃ちまくります。あとで響きましたが(後述)

洞窟を進むと、やがて帝愛地下帝国みたいな光景が。
手近の男に話しかけると、「たすけてください!」とすがり付かれます。
この洞窟の鉱山で働かされている奴隷達のようです。骨とか散らかってて労働環境はひどそうです。

奥に幼女とNINJAが。あの不審ないでたちは反乱軍アジト前で会ったポール君では。



ポールによると、この子はヨーゼフの娘ネリーで、裏切者のボーゲンがこの子を人質にとってヨーゼフを脅していたんだそう。

ポール自身は独自にミスリル鉱山がここであることを突き止め、潜入を試みたけれど、ドジふんで捕まっていたそう。ソレユ達が来てくれて助かったとのこと。
彼はネリーやサラマンドの男達をつれて先に逃げてくれます。



さあ、ならばあとはミスリル鉱床を見つけましょう。
最奥に帝国軍人が。「ミスリルはわたさん!」と襲いかかります。

サージェントだからせいぜい軍曹で分隊長クラスでしょうか。重要拠点を守るにはちょっと警備が甘い気もしますが、こちらにとっては助かります。


とかなめてたら、ホフマンが転がされましたwww



ソレユの殴りで瞬殺いけるだろうと思い、ネージュさんの魔法をここまで残してなかったですが、意外に硬くて戦闘長期化し、その間いつものようにヘイトを一身に集めてホフマンぼこぼこ(笑)
でも勝利。肉壁の仕事は果たしたぜ。ぐふっ。昇天。ミンウ先生のレイズ。すぐ蘇生。

そうして一行はミスリルを手に入れ、帰路へとつきました。

サラマンドでは、解放された町の男達の帰りを喜ぶ妻達や、長きに渡った板挟みに苦しんだヨーゼフの、娘との再会を喜ぶ姿が、きっと見られることでしょう。

 

2018.06.16 (Sat) 18:08
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