小話
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「可愛いかわいい雪男君、何やってんだ?」
「可愛いは余計だ。鉛筆削ってる」
「鉛筆?また懐かしいモンを。しかもナイフで」
「荷物の整理してたら出て来たんだよ。昔使ってたやつ」
「で、削り始めたら止まらなくなったと」
「良く判ったね」
「愛しい弟のことだからな。でも流石に…ひいふうみい…9本は削りすぎじゃね?」
「やる?」
「やったことねぇんだよな」
「簡単だよ。ナイフをこう持って…」
「ふむ」
「この角度で削っていけば綺麗になる」
「へぇ。すげぇ。ちょっと貸して」
「ん」
「まずはこう…ん…あれ、中々難しい…」
「はは、ちょっとコツが要るからね。でも初めてにしては上手だよ。やっぱり器用だね」
「へへっ。…ん?てかさ、今思ったんだけど」
「なに?」
「何で鉛筆はこんなに綺麗に削れて、リンゴだとあんな事になるんだ?」
「そ、それは…包丁が…苦手で…」
「ナイフはこんなに上手いのに?」
「……うるさい」
「あれ、珍しく赤くなってる。か〜わいい〜!」
「うるさいってば!刺すよ!」
「もー雪男ほんと可愛い!心配しなくても、雪男のリンゴはずっと兄ちゃんがうさちゃんに剥いてやるからな〜(むぎゅ)」
「…っ」
「よしよし、雪男いいこいいこ」
「うるさいってば…撫でるな馬鹿」
「雪男は一生包丁持たなくていーからな」
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弟馬鹿な馬鹿兄
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「雪男、メイドに興味は無いか」
「兄さんに冥土の土産を渡す事になら興味有るよ」
「メイドの土産!?」
「そうだ兄さんは馬鹿だったんだ」
「はっはっは。と言うわけでメイドなんですけれども」
「どう云うわけだよ。メイドが何」
「お帰りなさいませご主人様。って云って見ろ。語尾にはハートマーク」
「云わないよ」
「云えよ」
「僕に何のメリットがあるの」
「メリット?シャンプー切れてたっけ?」
「そうだこいつは馬鹿だったんだ。また忘れてた」
「やっぱ男のロマンっていうか、ご主人様って云われたいって云うか。『ご主人様…許してください…』とか」
「何で僕が許して貰わなきゃいけないわけ。許すなら兄さんの腐りかけた馬鹿な脳味噌だろ。ていうか許せないから撃って良い?」
「相変わらず雪男の愛情表現はバイオレンスだな。大丈夫、兄ちゃんはそんな雪男を愛してる」
「何も大丈夫じゃない。主に兄さんが大丈夫じゃない」
「ほら、このメイド服。雪男になら似合う」
「……どっから持ってきた」
「『メイド服…男のロマンですねぇ☆宜しい、これを持っていきなさい。お礼はその時の写真で構いませんよ☆』って貰った」
「どいつもこいつも…」
「雪男、着てみようか」
「うわ、鼻息荒いし気持ち悪いよ兄さん」
「とりあえず裸になることから始めようぜ、うん」
「それ以上近付いたら殺す」
「あはは、バイオレンスな雪男も愛せるから。何も怖くないから兄ちゃんに任せような」
「お前の変態加減が一番怖いよ。くたばれ馬鹿兄」
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ゆっきー口が悪い。
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「雪男、すき」
「どのくらい?」
「死ねるくらい」
「じゃあ死んでみてよ」
「殺してくれるならいいぜ」
「骨が折れそうだから嫌だ」
「大丈夫、骨折どころかかすり傷もつけねーよ。雪男には」
「そういう意味じゃないよ。相変わらず馬鹿だね。ことわざの一つも知らないの?」
「お前は相変わらず兄ちゃんに容赦ないよな」
「兄さんだからね」
「知ってるけど。雪男、好き」
「まだ云ってる」
「何度でも云うって。どうせ、何一つとしてお前には伝わってない」
「そんな事はないよ。いつからそんな被虐趣味になったのさ」
「被虐度合いならお前の方が上だろ」
「どういう意味?」
「痛くねぇの?服の下の傷」
「…知ってたの」
「悪魔の嗅覚舐めんなよ。服が新しくなってもお前自身が痛み止めで痛覚忘れてても、血の匂いはするんだって。雪男のは特にな」
「大した傷じゃない」
「輸血と縫合までして、一番強い痛み止め使っても、か?」
「随分詳しいね」
「こんな時くらい、ちゃんと兄ちゃんに甘えろよ」
「下らない。血はもう止まった。痛みもない。何を頼るの」
「お前は人間なんだぞ雪男。まだ高校生の、普通の人間なんだからな」
「そう、人間だ。けれど祓魔師でもある。…それが答えだよ、兄さん」
「例えそうだとしても、」
「つまらないことばかり喋るなら本当に半殺しにするよ」
「雪男…」
「僕はね兄さん、自分の身体や命、兄さんからの愛を全部失ったとしても、守りたい物があるんだよ」
「………」
「だから、こんな傷どうでもいいんだ」
「…馬鹿」
「兄さん程じゃない」
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君を守ると決めたその日から。
▽
「兄さん」
「んー?」
「犬飼わない?」
「犬より雪男の方が可愛い」
「兄さんはそれで良くても僕は犬が欲しい」
「どんな犬?」
「こんな犬」
「うぉっ、何処で撮ったんだこの写メ」
「ご近所さんちのタロだよ。ちなみに飼い主さんには撮影許可を頂いた」
「ふうーん。何か…犬っぽい犬だな」
「このしなやかな体、ピンと立った耳、アーモンド型の黒い目、くるんと丸まった尻尾、茶色い毛に足元は靴下を履いた様な白…まさに完璧だ」
「どこにでも居そうな犬にしか見えないけどな」
「兄さんにはこの完璧な可愛さが判らないの?」
「俺は雪男のが可愛い」
「…双子なのに分かり合えない事もあるんだね」
「まぁ何にしろ、貧乏な我が家に犬を飼う余裕はねぇよ」
「兄さんのアイス代を無くせばいいんじゃない?」
「ちょっ、おまっ…!兄ちゃんと犬どっちが大事なんだ!」
「……………中々難しい問題だね」
「そこは兄ちゃんって答えろよ!」
「だってタロの可愛さは天使だよ?お手もお座りもするし、僕の足音を覚えてくれててね。通りかかると冊から顔を出して見つめてくるんだけど、その時の愛くるしい顔と千切れそうな尻尾が…」
「まず落ち着こうか雪男」
「とにかく犬飼いたい」
「だーめ。クロもいるんだからな。喧嘩したら大変だろ」
「クロはそんなに馬鹿じゃないよ」
「あのなぁ雪男。犬飼ったとしても俺らは学校があるから、昼間は独りぼっちだぞ?散歩だって朝は早起きしなきゃいけなくなるし、お前が任務で遅くなったら夜の散歩だって侭ならない。俺は外うろちょろ出来ねーんだから」
「うっ…」
「それに幾らアイスを我慢したとして、もし命に関わるような病気になったらその治療代どうするんだ?痛いの我慢させるのか?」
「うう…」
「飼い始めるのは簡単だ。けど、飼い続けるのはすげぇ難しいんだよ。生き物っつーのは」
「……うん。ごめん」
「分かりゃいーんだよ。ま、いつか兄ちゃんが聖騎士になったら、2人で豪邸に一杯犬飼おうなー」
「…ま、一応期待はしておくよ」
「任せろ。じゃ、今から兄ちゃんがおやつ作ってやっから、一緒にタロとやらの所行くか」
「…うん。ありがと兄さん」
「いーえ」
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たまにはお兄ちゃんらしく。
▽
「おい雪男」
「んー?」
「兄ちゃんの尻尾はおもちゃではありません」
「うん知ってる」
「知ってるなら何で現在雪男は、兄ちゃんの尻尾をおもちゃにしているんでしょうか」
「おもちゃにはしてないよ。撫でたり擽ったりしてたら懐かれた」
「そりゃあ俺の身体の一部だから、雪男には絶対懐くけどよ。だからって、ねこじゃらしで遊ぶか?それどっから持ってきた?」
「沢山有るから奥村先生も良かったら使うて下さい。クロも喜びますよ。って貰った」
「……。…兄ちゃんの尻尾はペットではありません」
「でも懐いてるよ。ねこじゃらしにも喜んでる」
「そりゃ雪男が相手だからな」
「関係有るの?それ」
「あるに決まってるだろ!この尻尾、俺がブラッシングしようとしたら逃げる癖に雪男にはベタベタと…」
「ふぅーん」(尻尾に夢中)
「うっわ…雪男っ!お前は兄ちゃんより尻尾を選ぶのか!?」
「こっちのが可愛い」(尻尾なでなで)
「し、尻尾に負ける日が来るなんて」
「尻尾は大人しいしワガママも云わないからね」
「…これほどまでに尻尾が憎かったことは無い!!いっそこんな尻尾なんか引きちぎってやる!!!」
「いや、自分が痛いでしょ」
「多少の痛みなんて構わねー!尻尾を断ち切り、そして雪男の愛を再び俺だけの物にっ…!!!」
「いい加減うるさい。黙らないと尻尾のみ残して撃つよ」
「…すんまっせーん。」
「今度リボン買ってきてあげる。そしたら益々可愛くなるよ」
「そ、そのリボン、雪男も買ってお揃いでつけたらいいんじゃねぇか?」
「…顔が不健全だよ。尻尾のその他」
「そ、その他?!兄ちゃんは尻尾以下だと云うのか!?」
「だって尻尾は大人しいし」
「尻尾に負けるときが来るなんて!かくなる上はこの尻尾を千切って…」
「(バキュン)しつこい。さっき聞いた」
「て、的確な脳天狙いだな…さっすが…。つか、俺じゃなかったら死んでるぞ…」
「でも兄さんだから死なないでしょ。こら、くすぐったいってば」
「ぬぉおおっ!雪男の肌に!このエロ尻尾!」
「流石兄さんの尻尾だね。可愛いからいいけど」
「…その優しさの一欠片でもいいから兄ちゃんに下さい…」
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尻尾には優しいゆっきー。
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「兄さん、人前式と神前式どっちがいい?」
「……一応聞いてやる。何の話だ」
「嫌だなぁ。僕らの結婚式の話だよ」
「スルーで」
「駄目だよちゃんと希望云わなきゃ。決めること沢山あるんだから。ドレスと和装、どっちにする?やっぱり両方着る?」
「だからスルーで」
「大丈夫だって。兄さんのやりたい様にやらせてあげる位の甲斐性はあるから」
「とりあえずお前の頭をかち割りたい」
「料理は一番いいやつにしようね。そりゃ兄さんの手料理からしたら犬の餌かもしれないけどさ。あと、ウェディングケーキのデザインも考えなきゃ」
「雪男、バットと木刀どっちがいい?」
「それはいいから。とりあえずドレスのライン決めようか。Aラインとかマーメイドとか色々あってね」
「……日本刀だな」
「何、和装を先に決めるの?」
「ちょっくら買ってくるわ。日本刀」
「そんなに慌てなくても良いよ。あと、お色直し何回する?ウェディングドレスと、普通のドレス2着と和装くらい?」
「お色直しの前に、お前の頭を直したいんだが。精神科か?精神科にいけばいいのか?」
「何だ兄さん、僕に注射してほしいの?仕方ないなぁ。じゃあまずズボン脱いで」
「………葬式は盛大にやってやるからな。お前の金で」
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そんなに何着も着て豪華にしたら600万はかかるよ雪男さん…
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「奥村先生ちょいすんません」
「よぉ、どうした勝呂」
「何やお前も一緒やったんか。まぁええわ。これ、この前のお礼ですわ」
「この前?」
「夜、補修に付き合うてもろうた時のです。実家から何やフルーツ送って来たんで良かったら」
「ああ。わざわざありがとうございます。補修は教師として当然ですよ。勝呂君のようにやる気のある生徒なら、何時でも大歓迎ですし」
「何だよ、何で2人でイチャイチャしてんだよっ」
「黙れ兄さん。この前と云い、いい加減にしろ。僕の授業滅茶苦茶にしやがって」
「ぐっ…お、怒るなよ雪男。あ、そうだ、今日は旨い魚の煮付け作ってやるから」
「そうやって何時も誤魔化す。大体口ばっかりだろ。今日のテストだって15点って…一体何のために、僕が毎日勉強教えてるんだよ?しかも三日前にやった問題だったよね?」
「うぅっ…。す、勝呂〜っ…助けて…」
「ったく、真面目に勉強せんから怒られるんや。ちぃとは気張りや」
「そうだよ兄さん。勝呂君の云うとおり」
「くっ…くそっ!」
「そや、何なら今から一緒に勉強しよか。付き合うたるわ」
「え゛…この夏休みに…わざわざ…」
「ああ、良いですね。僕もお付き合いしますよ」
「助かります。授業で習うてないとこの予習しときたいんで教えてもらえますか」
「勿論。じゃあ僕達の部屋で」
「何だよっ!勝呂実は雪男と勉強したかっただけだろ!」
「うるさい。てか兄さんに拒否権は無いから。撃たれたく無かったら大人しく付いて来い」
「ううっ…」
「そういうことや。分からんとこは教えたるわ」
「雪男と勝呂のバカーっ!!!」
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勝呂君は意外と強敵だぞ
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「あ、奥村センセ、シャンプーの良い香りがする。何使ってはるん?」
「アジ○ンスだ」
「奥村君には聞いとらんわ」
「同じシャンプーなんだから俺が答えても問題無いだろ」
「ちっ。しっかし、髪さらさらやなぁ…ん〜さわり心地抜群」
「くぉら志摩!何勝手に雪男に触ってんだ!菌が移るだろ!」
「菌ってなんやねん!」
「何かこう気持ち悪い変態的な菌だよ!」
「何やのそれ!曖昧にも程があるわ!」
「とりあえず俺の雪男から離れろやコラッ」
「そんなん自由やろっ。なぁセンセ、こんなん放っといて美味いコーヒー飲みに行きません?」
「こんなんとは何だ!つか触るなって云ってるだろ!雪男、早く帰って兄ちゃんとお風呂入ろう。きったねぇ変態菌を綺麗にしねぇとな」
「…一片死なはるか?奥村君?」
「お前こそ今すぐ抹殺してやろうか?変態ピンク」
「まぁ心配せんでも奥村君が死んだら、俺がしっかりセンセのこと幸せにするわ。安心して往生しぃや」
「わざわざお前が幸せにしなくても、俺ら充分2人で幸せだから気にすんな。ま、新婚生活みたいなもんだしな」
「アハハハ。頭がクルクルパーでガサツでズボラな奥村君の世話は大変そうやなぁ」
「クルクルパーでも旨い料理は作れんだよ。疲れて帰ってきた雪男に、一杯食べて欲しいからなァ。カップ麺しか作れない馬鹿エロピンクとかマジ価値ねぇ」
「…やっぱり死になはるか?」
「…お前が死ねや」
「……ブラコン」
「……変態」
「2人ともちょっと落ち着け。てかとっくに僕の授業始まってんだよ。撃ち殺すぞコラ」
「雪男っ、愛しの兄ちゃんに銃を向けるなぁっ!でもお前になら撃たれても良い…」
「そんなクールなとこも素敵やで奥村センセっ!とりあえず結婚せーへん?」
ズギュンバキュンッ。
「さて皆さん、色ボケ二人は抹消しましたので安心して授業に望んで下さいね」
「雪ちゃん…笑顔が素敵…」
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雪ちゃんらびゅ
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「あ″ー!!」
「な、どうしたの兄さん!?」
「ゲーム負けたぁっ!ちくしょーっ!!!」
「また勉強もしないで…」
「う、うるさいっ…雪男のバカ!」
「八つ当たりだろ。…ああ、モ○ハンやってるのか。誰が倒せないの?」
「こいつ!メチャクチャ動き早いし攻撃力高いし、死にかけるとキレまくるし!」
「ああ。…ったく。ちょっと貸して」
「え、お前出来んのか?」
「少しならね」
「そ、そうか!よしっ、じゃあ俺の敵を討ってくれ!」
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「はい兄さん」
「へ?終わったのか?」
「終わったよ」
「ま、マジで!?早くね!?」
「爆弾と罠を駆使したら以外とあっさり」
「ま、マジか!うわっ、本当だ…しかもボウガンかよ!」
「僕ですから」
「は〜…兄ちゃんお前を見直したぞ」
「こんなことで見直されてもね」
「いやすげーぞ雪男!けど、何でこんなに巧いんだ?雪男PSP持ったっけ?」
「ああ、貰ったんだよ」
「貰った?誰に?」
「志摩君がさ、クジで当たったからって」
「…志摩、が?」
「うん。センセーならモンハンとかすぐ巧くなりそうやし、一緒にやりましょうって」
「あのクソピンク…。で、お前あいつとゲームなんかしてんのか?」
「放課後たまにね。兄さんも今度一緒にやる?」
「いや…遠慮しとく。つか雪男、志摩なんかと二人きりでゲームしてるとバカになるぞ」
「へ、何それ?兄さんに云われたくないんじゃない?」
「るさいっ!とにかく、志摩に近付くな!」
「な、兄さん……嫉妬?」
「そうだよ嫉妬だよ!雪男は俺のだ!」
「フッ…可愛いなぁ。分かったよ。もうしないよ」
「ホントだな?絶対だからな!」
「兄さんとの約束は破らないよ」
「よし!じゃあ、ちょっと行ってくる」
「え、どこに?」
「志摩を狩りに!」
「狩りにってモンスターじゃないんだから」
「じゃあ落とし穴しかけてくるっ」
「他の人が落ちたらどうするんだ」
「なら毒入りの飯を…」
「兄を犯罪者にしたくないから全力で止めるよ」
「う〜っ…」
「心配しなくても浮気なんかしないよ。むぎゅ」
「そんなこと分かってるけど…ピンクはムカつく…ぎゅう」
「何もないって。ほら、素材集め手伝ってあげるから一緒にやる?」
「おう。じゃあ、まずはピンク色の毛と錫杖を…」
「こら。いい加減にしなさい」
「大樽爆弾G持ってこーい!」
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燐ちゃんはもち大剣。ゆっきーはボウガン、弓メインに太刀とかガンランスとか。
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「おかえり雪男。随分遅かったな」
「ただいま。ちょっとトラブルが重なってね…」
「何か食べるか?お茶漬けくらいならすぐ出来るぞ?」
「いや…いい。今日は寝るよ…」
「そっか…とりあえずコート脱いで。かけとくから。あ、風呂は?」
「明日の朝入る…はぁ…疲れた…」
「お前がそんなになるなんてよっぽどだな…」
「うん…そうかな…。…あ、布団気持ちいい…」
「今日昼間干したんだ」
「ふわふわ…」
「だろ。雪男、ゆっくり休めよ」
「うん…もふもふ…」
「お日様と一緒に、兄ちゃんの愛が一杯詰まってんだよ」
「ん…だから柔らかいんだ…」
「そうだぞ。雪男、大好きだからな」
「…しってるよ…明日また干して…今度はいっしょに…もふ…すぅ…」
「おやすみ。ちゅっ」
■□■□■□
今日、旦那の為に布団を干してみました
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