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じゃが●こでポッキーゲーム

ぽりぽりぽり…

「「……」」

ぽりぽり…さくさくさく…

「はい元帥!あーん」
『ん、』

ぽりぽりぽり…

ふりふりと上下に動くスナック菓子を、手を使わずに器用に食べ進める。
しかしその両手は本に添えられており、菓子には一切触れていない。
代わりに彼女の口にそれを運んでいるのは、隣に座ってデレデレとした締まらない表情を晒しているリョウだった。

「エレン」
「了解です兵長」

ダッ、と床を蹴ったエレンの拳がリョウの顔面にクリーンヒット、そのままふっとばされていくリョウの手から器用にスナック菓子の箱を抜いたエレンは、空いたソファに腰掛けた。
もぐもぐと咀嚼し、ごくん、と喉が動いたのを確認すると、先ほどのリョウと同じように彼女の口にそのスナック菓子を運んでいこうとする。

「どけ、グズ」
「ぶふっ!」

先ほどのリョウの様に吹っ飛ばされたエレン。
それでも彼女が本から顔を上げることはなく、そんな彼女の前に菓子を摘まんだリヴァイの手が移動する。
特に本から視線を逸らした様子も見られないが、彼女は小さく口を開けて、再びぽりぽりと食べ始めた。
ぺら、とめくった次のページがあとがきに差し掛かったのを一瞥したリヴァイが、彼女の頬に手を添えて、視線を自分に向けさせる
もぐもぐと小さな口が動くのを見ながら、新たな菓子をちょん、と唇にくっつければ、再び口を開いて咥える。
自分をじっと見ているリヴァイが可笑しいのか、首を傾げながらも同じように手を使わないで食べていく彼女に「(可愛い可愛いおちょぼ口とか反則だろ唇についた油も塩も舐めとってy(ry)」と心中悶えていたが。
新しいものをまだぽりぽりし始めた彼女に顔を寄せ、空いているもう片方の方を咥えた。

『、?』
「そのまま食ってろ」

咥えたまま器用にしゃべったリヴァイが、再び咀嚼し始めた彼女と同じように菓子を短くしていく。
意図をくみ取ったであろう彼女は顔を赤くするものの、止めようとはしない。
恥ずかしげに視線を落とし、そのまま瞼を閉じる。
それを合図にするかのように、菓子が二人の口内に消え、二人の唇が触れ合った。

『ふふ…しょっぱい』
「まあ、塩だからな」

ごくん、と口の中にあったそれらを飲み込み、再び新たなそれを咥えた。


***
最初はじゃが●こでポッキーゲームを迫る兵長たちとじゃが●ー派の夢主を書く予定だったのになんか変わってた

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24th.Jul.2013


 
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