【殺那の1日】






午前5時 起床


「……む、朝か」



ずいぶん前からこの時間に起きているので何時に寝ても5時には一度目が覚める。



午前5時15分 朝の鍛練


「組み手でもするか?」

「よろしくお願いします!」



修練場で朝に鍛練する他の隊の隊員と共に励む。



午前7時 朝食


「いつもすまない」

「恐れ入ります」



毎回食事を運んで来る人がいる。
さすが貴族。



午前8時 出隊


「おはようございます葵さ」

「あー!殺ちゃん駄目駄目駄目え!」



葵に挨拶をしようとした所を駆け込んできた空に止められる。



午前10時 午前の職務


「夢で猫ちゃんが本物の猫にー!」

「良いから仕事をしろ」



はっちゃけた空を突っ込みで切り捨てる。
けれど心の奥で少し「七猫が本物の猫になった夢」が気になっている。



10時1分 上司との交流


「殺那、今空の言った夢が気になっていたでしょう」

「そ、そんなことは…!」



葵にすんなり見破られる。
本日一回目のからかい。



午後2時 認証印集め


「気にしなくて良いですよ」

「……はい」



葵に連れられて総隊長室へ向かう途中恋次達とすれ違う。
取り敢えず睨んで嫌悪感を伝えておく。



午後4時 上司との交流



「殺ちゃんと呼んでみたいのですけ」

「やめて下さい」

「………」

「………」

「殺ちゃ」

「やめて下さい」



本日二回目のからかい。



夜8時 読書


「…………」


夕食の後は部屋で蔵書を読む。
空がふざけていれた「上司との付き合い方マニュアル」を見つけ、下らないと思うも読破。

少しためになった。



夜9時 夜の鍛練


「夜はやりやすくて良いな」



修練場で夜の鍛練。
人がいないので主に霊圧の鍛練。



夜11時 就寝


「さっさと部屋に戻れ!お前もだ七猫!」

「殺ちゃんのケチー」

「けーちー」



寝ようとしたのも束の間、葵の部屋に突撃した二人の霊圧を感じとり自分も突撃。
「殺那も一緒に寝ますか?」と本日三回目のからかいを受ける。



夜11時30分 ようやく就寝





fin.

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