05 side青峰


「はぁ?」


真剣な顔してなにを言い出すのかと思ったら…、おばけだぁ?

けどさつきは、真剣な顔のまましゃべり出した。


「いやね、誰もいないのにボールの弾む音がしたりするらしいよ。目撃者も結構居るから間違いないよ!」

「ボールの弾む音なんて、誰かが練習してりゃ当たり前だろ」

「だから誰もいないっていってんじゃん!青峰くんのアホ!」


んだよ。でもゆーれいなんているわけねーだろ。


「嘘じゃないから!本当なんだからね!!」

「あー、はいはい」

「もう!大ちゃんなんて知らない!ガングロクロスケ!!」


さつきはそういってどこかへ走っていった。

さつきは嘘じゃないといったが、やっぱり信じられねーな。


まあ、行ってみればわかるか。


そうしてオレは第4体育館へ向かった。

そこでオレは影の薄い天使に会うことになるのだが、

このときのオレは、バスケのことしか頭になかった。


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