午前2時53分、修羅場中にて


「名前、全てに片がついたら僕と結婚してくれないか」

「え、突然来るなりなにその死亡フラグ…。いったい何日寝てないの降谷」

「今日で4日…。言っておくが4日寝てないくらいで僕の頭がイカレたと思わないでくれ。至って正常だしそのフラグとか言うものを回収するつもりもないからな」

「いやいや自覚がないだけでしょ。もういいよ降谷、あとは私と風見さんで片付けておくから家に帰ってちゃんとベッドで寝てきなって。なんか服とかもボロボロじゃん?ま〜ったく降谷は昔っから自覚なしに無理しすぎるんだもんなぁ〜。仕方ないから優しいお姉様が肩でも揉んであげよう…ん?あれ、降谷ってばいつの間にこんなに肩幅が広くなったの?良い筋トレ方法があるなら教えてよ」

「名前、それは僕じゃなくて風見だ。お前こそ何日寝てないんだ」

「今日で5日…あれ、6日だっけ?最後に外に出たのは確か14日の夜だったから…んん?何日ここに居るんでしたっけ風見さん」

「頼むから俺に話を振らないでくれ…」

「そんな状態で完璧に仕事をこなすんだから流石は名前だな。でもそんな状態じゃお前の体が心配だ、今から3時間やるから仮眠をとってこい。話はそれからだ」

「え、マジで!?いいの!?寝てもいいの!?」

「ああ」

「うそやん…神かよ…結婚しよ…」

「ああ、組織を崩壊して復讐が終わったらすぐに結婚しよう。それまでは…そうだな…結婚を前提にしたお付き合いという事になるのか…」

「ヒャッハー!!今寝るすぐ寝る!!おやすみなさい皆さ〜ん!!!サヨナラベイベー!!!」

「手始めに今度二人で食事にでも行くか…。思えば警察学校時代からお前との食事はいつも居酒屋だの食堂だの色気のない場所だったからな…。夜景の綺麗なレストランを予約しておくから楽しみにしておいてくれ、名前」

「降谷さん、苗字はもう夢の中です。目を閉じて即落ちしました」

「ん…?なんだ、居たのか風見」

「寝てください降谷さん」


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