処女喪失セ
※アナル舐め/あっさりめの結腸責め描写あり
※一番最後だけ受(弟)視点で切なめ



「智哉、お前好きな子とかいねーの」
テレビのついたリビングで、スマホを弄る智哉に話しかける。
「急に何?」
智哉が顔を上げてこちらを見た。
「恋バナだよ恋バナ。この間可愛い子に告白されてたって晃から聞いたんだけどマジ?」
「…可愛いかどうかは知らないけど、好きだから付き合ってって言われた」
「うはぁ〜〜青春だなぁ」
「兄ちゃんだって家に女の人連れてくるじゃん」
「んーまあな。で、付き合った?」
「(ごまかした…)付き合わないよ。俺はその子のこと別に好きじゃないから」
「試しに付き合ってみりゃいいのに」
「しないよそんなこと…兄ちゃんはそういうことすんの?」
「見た目が可愛かったり好みだったりしたらする」
「ふぅん…兄ちゃんの好みってどんな人?」
「ん〜〜〜〜智哉はおこちゃまだから言えねぇなあ」
「…………」
智哉がじとりとした目を向けてくる。
「ウソウソ、拗ねんなって。んーー…あんまり考えたことねーけど、胸はでかいほうが好き。あとエロい子」
「エロいって、どういうの」
グイグイ来るじゃん。ホントはこういうこと話したかったのか?気づかなかったわ。智哉もそういうお年頃になってたんだなぁ〜。
「...お前には刺激が強すぎるんじゃねーかな」
「平気。教えてよ」
耳真っ赤にしてよく言えんな、それ。
「ヤることに積極的な子とか、経験豊富な子とか」
処女の慣れてない感じもエロいとは思うけど、何回か経験ある子のほうが楽なんだよなあ。流石にアレだから言わねぇけど。
「身体の相性がよければしばらくは付き合えるんじゃね?多分」
「身体の、相性...」
智哉がうつむく。
「今はわかんねーだろうし、好みは人それぞれだから別に参考にならねーな。ごめん」
童貞の智哉には早かったよな〜。
「ううん」
「…智哉の好みは?」
「年上で、かっこいい」
ボーイッシュな感じか?女バスとかかな。
「意外だな、可愛い系が好きなんだと思ってた」
「可愛くは…ないね、その人は」
「結局好きな子いるのかよ」
「...うん」
可愛いとこあんじゃん。普段はこんな話しねえから新鮮だわ。
「告んねえの?」
「多分相手にされないよ」
「それはねぇだろ」
公式戦応援行った時の、女の子の熱視線やばかった。智哉は気付いてねぇのかな。
「俺が告白したらいけると思う?」
「相手が誰かわかんねぇから絶対とは言えねーけど、されたら相手も意識するんじゃね?」
「…そっか、ありがとう」
「おー、なんかあったらまた言えよ」
「…ん」
智哉はコクリと頷いて部屋へと戻って行った。
「…………」
あんだけ俺のうしろぽてぽて着いてきてた智哉がね…大人になってんだなぁ。
テレビに視線をやりながらしみじみと思った。



[newpage]



コンコン


あれから数日が過ぎた夜、ベッドに寝っ転がって本を読んでいたら、部屋のドアが控えめに叩かれた。
「兄ちゃん、ちょっといい?」
「んー」
こんな遅い時間に来るなんて珍しいな。
「どした」
「この間の話なんだけど」
「ん...あー、好きな子か。どうなった?」
「今から頑張る。俺の好きな人、 兄ちゃんだから」
「へ?...恋愛的な意味で?」
「うん」
「…悪いけど、智哉は大事な弟だからそういう目では見られねえよ。...おい待て、」
智哉が着ている服を脱ぎ始める。
「兄ちゃんのこと、…本気で好きなんだよ。そこらの女の子より、俺のほうが絶対…好きだから…っぐす、」
え、泣く??マジ?智哉の泣き顔…幼い時と大切な試合で負けてた時くらいしか見たことないんだけど。
「俺、ちゃんと男同士のやり方調べたし…、」
「…」
暴走しすぎだろ。あの時の俺が原因か?殴りてぇ。身体の相性とか言わなきゃよかった。
「兄ちゃん、」
「できねぇから。服、着ろって」
「…………わかった」
急に聞き分けいいな。ありがてぇけど。
「なら…兄ちゃん以外の人に挿れてもらう」
「は」
「俺とセックスしてくれる男の人探してくる」
「おい、」
「…兄ちゃんが抱いてくれるなら、そんなことしなくて済むけど」
脅しじゃん。
「どこ使うかマジでわかってんの?」
「…う、ん…お尻、だよね…綺麗にして、少し慣らしたから…」
「あ、そう…まず勃つかわかんねー」
「ッ……俺、なんでもするっ、…!」
「………これっきりだからな」
「!!…っうん、」
「……どんなふうに慣らすのか手本見せてくんね?」
智哉がやっただけじゃ絶対怪我すんだろ。普段いれるとこじゃねぇんだから。
「っえ」
「痛いの嫌だろ」
「…、…」
智哉がローションのボトルを(持ってきてたらしい)手に取り、両脚をM字に開く。
「………おぉ」
こんなちっちぇ穴なんだな。絶対挿入らねぇ。
「、…はずかしい、から…そんな見ないで」
智哉の声が震えている。さっきまでの発言は恥ずかしくねぇんだな…。
「…‥っん、」
智哉がローションを手に出して、指で掬い上げた。
「……、ぅ…っ、ぁ……」
そのまま、尻穴の周りにローションを塗りたくっていく。
「……ッ、こう、やって…ンんッ、!ぅ……ナカ、濡らしてく…ッ」
つぷりと人差し指をゆっくりと挿入して動かしているようだった。
…なんつーか…そうだよな、女の子の身体とは違うんだもんなぁ。
「おっけ、やってみるわ」
ローションのボトルを奪う。
「へ、」
「四つん這いになってケツ向けて」
「え、や…俺、自分で慣らせるよ」
「いいから」
「…う…」
智哉の引き締まった尻が向けられる。
「…」
そもそもあんなに少ねぇ量じゃな。思いっきり使ってやろ。
穴にぷちゅっとボトルの口を挿す。
「っ、」
先程出したからか残っていたローションの冷たさに身震いしたようだったが、気にせずボトルを握った。
ぶちゅうぅっ
「ッひ、ぁあぁっ!」
「うお…わり、思ったより出たわ」
「ん…っへ、いき…」
「指、挿れるな〜」
「っん、ぅう…っう゛…ッ」
「きっつ…これでヤるつもりだったのかよ」
「う、んん゛っ…、いれれば、兄ちゃん気持ちよくなるかな、って…」
「…そーか」
俺への想いがすごいことはわかったわ。けど、これだと気持ちいいどころか多分すげー痛いんじゃね?智哉も俺も。
「…んっ、んぁ゛う…っ…」
「…今日はもうやめね?」
「っ!や、やだっ!ぁぐっ」
「……」
間違いなくお前のトラウマになるぞ、こんなんじゃ。
「おねが、っもうちょっとだけ…っ」
「わーったよ…ん、」
他のところよりもコリコリとした場所に触れる。なんだ?ここ…
くりゅ、くりゅりゅっぎゅうぅっ
「ひぅッ、ぁっ‥?ぁんッ、っあ、ふっ
そこを強く押したり潰したりすれば、智哉の身体が跳ね、声も先程より甘いものが発せられた。
「ん、っ…なんかそこ、からだっびりびりする…っ」
「気持ちいいんだな」
こりゅっこりゅっ
「ぁ、ッ、ぅん、きも、ちいっ、兄ちゃんの、ゆびッすき、っぁひっ!」
「…痛いかもしんねぇけど、もう一本増やすぞ」
少し緩くなった、気がする。
「いッ、う゛、っ…ぁ…ッ」
「智哉の好きなとこ触ってやるから」
「ぁぐ…っ、ぁあッ、ッぅ、ん…ンん゛ぁっ
先程感じていたしこりを挟み上げる。
「っぁ、ッ…ッん、…ねえ、っも、にいちゃの、はいる…ッ?」
「まだ無理じゃね?あと一本くらいは挿入んねーと」
「ッ、ならッもういっぽ、ん指、いれてぇ…っぉおれっ、いたいのがまんするから…ッっ…」
…本人がそんだけ言うならいいか。
「ッいぎゅ゛ッ!!…」
引き抜いて、3本まとめて突っ込んだ。ぎっちぎちじゃん。
「ぃ゛ッ…ンん〜〜〜ッ…、あ゛、ッぅ…うっ…」
狭いナカで3本の指をバラバラに動かし、拡げていく。
なんか力抜ける方法ねーかな‥…あ。
「っふぁッ…、っなんれ、抜い…っ」
「仰向けになって」
「…?」
言われた通りにごろんと身体を転がす智哉の足を上に持っていかせて、顔を尻穴に近づけた。
れろぉっぴちゃ、ぴちゃ…っ
「っ、ひゃ…ッ?!う、うそっ、にいちゃッそんなとこッ、なめないれ、ぇえッン、
窄んだ穴の周りを唾液でたっぷりと濡らした舌で舐めまくる。…よし。
ちゅぽっ!ちゅぷ、ちゅぷぷ…っ
「ぉひぃッ…、ッも、やめ…ッこんなの、はずかし、ぃい…ッ ぁ、ぁっっ」
舌を尖らせて突っ込んだ。
浅いところしか届かないけれど、舌を円を描くように動かしたり、つぽつぽと抜き差ししたりして穴をほぐしていく。
「ゃ、らぁぁッぁ、〜〜〜っ…!はぅ、っっぺろぺろいやぁあっ…ッぁ、ぁあ………ッおしり、ッへんになっちゃうよぉっ……ぁンっ
ゆるく勃ち始めた智哉のそれを、ゆっくりと撫でる。
「ぁ゛、っまえっさわらないでッ、でちゃ、でちゃうからぁっ」
しゅこしゅこっしゅこっしゅこっ
竿を優しく握り、上下に扱いていく。
「、だめっ、だめ、(にいちゃん、きもちよくするためにしてるのに…ッおれが、先にきもちよくなっちゃ、…)」
頑張ってんなぁ…
ぐち、と先端に爪を立てる。
「ゃ、〜〜〜〜〜ッ!!
どぴゅぴゅぅっ
智哉が大きく震えたと思ったら、ちんぽから精液を飛ばし自分の腹を濡らしていく。
「ッ……は、ぅ…っ…、(お尻、舐められながら、にいちゃん、の…手でされて、イッちゃったぁ…っ)」
「っん、…」
「ッんァぁッ、…
尻から顔を離す。少しは力抜けただろ、これで。
「ぁッ…っん、も、しなくていいからぁ…ッ…兄ちゃんの、ッ…、いれてよぉ…」
もうちょいかなと指を挿れようとしたら、抗議の声があがる。
「はやく、ちょうらぃ…っ…」
…挿入らなかったら、そん時考えればいっか。
寝巻きのスウェットを下げて、完全に勃起した息子を取り出す。勃つかわかんねぇなんて言ってたけど、杞憂だったわ。
「ぁ…おっきぃ…兄ちゃんの…
「さんきゅ。…マジで挿れていいのかよ?」
「ぅん、いいのっ…にいちゃんのこと好きだから‥俺の身体で、気持ちよくなって……ッ」
智哉が尻を揺らしながら必死にねだる。
…んな言葉どこで覚えたんだよ。
ぷちゅ、と亀頭をヒクついている穴に押し当てた。
「っ…、ぁ…(兄ちゃんの…俺のお尻の穴とぴったり、くっついてるぅ…っ)」
ずりゅ、ずちゅ…ずちゅ…っ…
「あ゛っ、ッ…ぁ、あ゛…ぁう゛…ッんん゛、ぐ…ッ…」
ぎゅうぎゅうのナカをあまり負担のないように腰を進めていくが、智哉の顔は苦痛に歪んでいる。
ゆっくり挿れんの辛そうだな…一思いにやるか。そのほうが早く終わるし良いよな、きっと。
そう思い、一度抜けるギリギリまで引く。
「あぇ、ッ…、」
ずちゅううぅっ!と、一気にいけるところまでねじ込んだ。
「ッん゛ぎ、ッ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!?」
「…ッ、は…っ」
きっっつ。締めつけやべぇ…気持ち良すぎんだろ。
「ぉ……ッ…
「智哉、」
「…ッは、…、…っ、ぁ…ッ゛、…っ…ぜんぶ、はい、った…っ…?」
「ん」
本当はあと少し挿入るけど、気を飛ばしかけるほどいっぱいいっぱいな弟にそれを伝えるのは憚られた。
「…っ」
…また泣くか?
目に涙の膜を張る智哉を見て思ったけれど、腹をさすり幸せそうに笑うだけだった。
「うれ、し……」
…エロ過ぎんだろ。
ばちゅんっ!…ばちゅっ!ぱちゅっ!ばちゅっ!ぱちゅっ!
「ッ、お゛、!まッ、て、まだ…うごか…っなぁ゛、あっ!ッ!っ、ふぐっ!ぉおっ、う、!」
欲望のまま、思い切り腰を打ち付ける。
待てねぇよ。さっきのすげぇ煽ってんなって思ったけど無自覚か?だとしたら天才だわ。マジ才能。
ぼちゅ!ぼちゅっ!ぼちゅっ!…
「っふ、!…う、う…ッ…!」
「…なんで唇噛んで、んの」
跡になんじゃん。
「っ…んう゛!ッぅ…ッにいちゃんの、なえたら、やだから…っ」
はぁ?…ガッチガチだっつの。さっきの智哉で勃ってんだからな。急に不安になってんじゃねーよ。
「声聞くほうが興奮すんだけど」
「んッ…そ、なの…?」
「そ。だから、ちゃんと出せよ」
ごりゅっ!、と慣らしたときに気持ちいいと言っていた場所をえぐるように突いて、ピストンを再開した。
ごりゅりゅ!ばちゅっ!ぼちゅっ、ぱちゅ!ぼちゅっ!
「んお゛ぉッ!…ぉ゛、ひ…ッ、わかっ、た…ッぁ、ぁ、!あっ、!ぁ゛ッ、っあ
そう告げれば、口を開きっぱなしにして本能のままに喘ぎまくる。聞き分けが良過ぎるんだよなぁ。可愛いけど、それでいいのかよって感じ。
「ンっ゛、…おれの、ナカ…、ッきもち、いッ、?っ、ぁッ、う゛ッ」
「…すげぇ、気持ちいい」
今までヤッたどの相手よりもイイかもしんねぇ。男のナカってこんなにやべぇんだな。
「っ…よか、った…ぁ、すきなだけっ、して……ッんぁ、!あ、ぅッあっ!」
「…………」
…俺の頭、気持ち良すぎて馬鹿になってら。じゃなきゃこんなに性的興奮煽られるわけねーよ、実の弟に。
パンパンパンパンッ!
「ぁ、っあ゛、ァっ、ぁ、!おッ、
「っ智哉はどうなんだよ…っ」
「ん、ッ!んっ、、くるし、けど…っにいちゃ、のではら、いっぱいなの、っきもちいぃ、ッ
「…そりゃよかったわ」
処女でそんだけ感じられるとかMの素質あんじゃねぇの。…てか、この様子なら、全部挿れられるかも。
「…、ッ?、っにい、ちゃ…」
「なぁ、もっと奥挿れていい?」
「っえ…」
先程まではなるべく奥に挿入らないように意識していたが、今は違う。
智哉が返事をする前に、奥をちんぽの先端でノックした。
ごちゅごちゅっ、…
「お゛っ、!ぁ゛ッ、そこっい゛たぃ、いッ」
「ごめん、でもまだ挿入りきってねーんだわ」
さっきも痛がってたけど結局ヨさそうにしてるから多分いけるべ。
ごちゅ!ごちゅっごちゅ
「、ッにいちゃ、あ゛ッ!そこ、はいらなっ…」
ぐりぃいっずちゅ、ずちゅ…っ
「ッお゛、!ぉ゛ッ、ッ!お
ぐぽおッっ!!
肉の輪を抜けて、先端がきゅうきゅうと搾られるような初めての快感を味わい、一気に射精感が高まる。
「んほォ゛、ッ゛ 、〜〜〜〜ッ゛!!…ッ、」
「っ、く」
ぶぴゅうぅうっ
「……ッ…………ぉ…
「…わり、ナカで出したわ」
「、…っ…………」
一応謝罪したけれど、大きく仰け反り身体をガクガクと痙攣させていて返事もできないようだった。
「智哉、」
「…、…」
出てねぇけど、イッてんのかな。
ずろろッ…
「んぉっ…
抜いて見てみると、穴が開いたまま小さな収縮を繰り返している。
「ケツの穴拡がってんじゃん」
こんなになるんだな。すげぇ。
とろぉ…
まじまじと見ていたら先程出した精液が溢れてきた。…このまま寝るのは不味いよな…。




[newpage]



風呂場に行き、意識のない智哉のナカのを掻き出したり身体を綺麗にしたりして、自分の汗も流した後ベッドに戻り智哉を転がした。
俺も寝ようとしたが、小さなうめき声が聞こえて動きを止める。
「ん、……、ぅ…っ………」
ゆっくりと智哉の目が開かれた。
「………?…」
「はよ、意識トばしたから身体とか洗っといた」
「、ごめん、手間かけさせて」
「いや俺が無理させたからだろ。ごめん」
「それは別に……兄ちゃん、俺の身体…よかった?」
「……まあ」
このタイミングで聞くか普通。めっちゃ良かったどころか、実の弟じゃなきゃセフレになって貰いてぇくらいだわ。
「じゃあ、これからも抱いてよ」
「今回だけって言っただろ」
「…俺、頑張って兄ちゃん好みになるし…えっちなこととか、なんでもする…俺のからだ、いつでも好きにしていいから…お願い、」
セフレ通り越してSMかなんかだな、それは。嫌いじゃねーけど。
「…付き合えなくてもいいんだな?」
兄弟だし、何より俺が智哉のことを恋愛的に好きじゃないからな。こればっかりは、大事な弟でもどうしようもねぇ。
「ッ、うん…」
…おお、それでいけるなら…智哉は俺に抱かれて幸せそうで、俺も気持ちいいし。問題ないな。近親相姦ってだけがあれだけど別にいーわ。どうせそのうち終わるだろ。
「わーったよ。またヤろうぜ」
「っ…ほんと?」
「ん。毎日ヤるか?」
「……兄ちゃんが、したいなら…」
「ふは、冗談だっての。…ホント健気だな」
「…ッ」
智哉の横に寝っ転がって、わしゃわしゃと頭を撫でる。
可愛いよなぁ。惚れた相手が俺じゃなきゃきっと付き合えてただろうに。
「ほら、もう寝ようぜ今日は」
智哉が風邪を引かないように、ぴったりとくっついて2人の身体を布団で覆う。…相変わらずの子ども体温だな。あったけぇ。
「……うん、おやすみ兄ちゃん」
「おやすみ」








兄ちゃんが寝息を立てているのを確認して、顔を寄せた。
いつも俺のことを可愛がってくれて、大切にしてくれた人の普段よりも少し幼いような、…けれどやはりかっこいい寝顔がよく見える。

抱いてもらえて嬉しかったはずなのに、だんだんと虚しさが込み上げてきて視界がぼやけてきた。兄ちゃんの顔をちゃんと目に焼き付けておきたいのに困る。兄ちゃんの前だと、どうしても感情のコントロールが上手くいかない。
「………ん、…」
「!、」
不意にもぞ、と動いた兄ちゃんに抱き締められて距離が一気に近くなる。
「………っ、」
寝ている時の行動だとわかっていても涙が溢れるくらい幸せで、このまま時が止まってくれたらいいのに、と思いながら目を閉じた。





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