小ネタ | ナノ


MEMO 

孤爪研磨(HQ)
「黒尾先輩って面白い寝方するよね」
「……知ってるの?」
「え?うつ伏せになって枕で両耳塞ぐやつ。苦しくないのかな?てか、もしかして寝癖?」
「生きてるから苦しくはないんじゃない?あと、寝癖。……えっと、」
「この前怪我して保健室行ったら黒尾先輩も具合悪かったみたいでさ。何かびっくりした、色んな意味で」
「…寝不足だよ、それ」


ああ、びっくりした。


20150716 
サボ(OP)
「スゲェなァ。作ったのか、これ」
「作ったというか…野菜を切って煮込んだだけですし、そんなにすごくは…」
「何言ってんだ。体はあったまるし美味いし、すごくないってことはないだろ?それに、何より」
「?」
「お前が作ったってことが重要なんじゃねェか。だから、美味いんだ」
「……ありがとう、ございます…」


20150519 
ゲッコー=モリア(OP)
何を言ってやがるんだ、この女。

モリアが最初に思ったのはそれであり、頭で考える前に口にもしてしまった。しかし女はその言葉を受けてなお、力強く繰り返す。


「私の影を、もらってください」
「聞いてやがんのか」
「本当はわたしを置いていただきたいのですが、わたしは悪魔の実の能力なんてないですし、飛び抜けて強いわけでもない。モリア様は影を集めていると聞いたので、だからせめて、影だけでも置いてはもらえないかと思って」
「オレが欲しいのは強い影、役に立たねェ影なんざ必要ねェんだよ。あるだけ邪魔だ」
「…モリア様、私の影を、もらってください」


そのすがるような眼差しの、意味は。


20150511 
盃三兄弟(OP)
※現代

「あのね、好きな人ができた」
「オヤジ以外は男と認めねェ」
「よし、まず連れてこい。クズみてェな野郎なら頭蓋骨かち割ってやる」
「何でだよ二人とも、トラ男いいやつだぞ?」


20150429 
エースとマルコ(OP)
「何やってんだよい、エース」
「見てわかんねェか」
「いや、わかるにはわかるが…そんなキャラじゃねェだろい」
「勝算があんのかないのかは大事だろ。何せ、相手はあのオヤジだ。――ぬあっ!?」
「………どうした」
「ヤベェ、マルコ!このままいくと嫌いで終わらねェか!?」
「…花占いって図が強烈だからやめろよい」


20150428
気になるあの子はオヤジが大好き。 
ビビとペル(OP)
「私ね、嬉しいの」
「はあ…」


ぼんやりと答えて、ビビ様にこんな態度は失礼かとハッとする。しかしビビ様は嬉しいというお言葉通り、幸せそうに笑っておいでだ。


「だってね、あなたはちゃんとペルの魅力をわかってくれているんだもの。あなたがペルを好きだと言ってくれたこと、とても嬉しかったんだから!」
「その節は大変失礼を…私個人の想いを、ビビ様ともあろうお方にお聞かせするなんて――」
「違うったら!私、あなたがうっかり口を滑らせてくれてよかったと思ってるの、本当よ?ペルはあれだけ尽くしてくれているのに――…だからかしら?ちっとも自分のことに構わないの。あなたから構いに行ってもらえたら、私嬉しいわ!お父様やチャカ、イガラムだって……あ!」
「ビビ様、ビビ様のお心は大変恐縮で…あの、ありがたく存じますが。…ビビ様もペル様もお忙しい身、このような街の片隅の店になど――」
「ペル!こっち!荷物を運ぶのを手伝って!」


ビビ様が大きく手を振るとペル様が眉間に皺を寄せる。習慣になりつつある、僅かな時間。


「ビビ様、」
「ペルも嬉しそうなの。でもペルって、何か理由を作らないと暇があっても来れないから」


顔を見に来ただけでもいいのにね。

言うと紙袋を二つかかえたビビ様は、悪戯っ子のように微笑んだ。


20150423 
サボ(OP)
「サボ、新聞って面白い?」
「面白い面白くないって観点で読んでないからな。お前も読んでみるか?」
「…いい。字ばっかでつまんなそう」
「なんだそれ。海軍やら海賊やら、聞いたことのあるような連中の記事ばっかだな。一面かざったり――…あ」
「サボ?」
「例えば、革命軍の参謀総長が結婚したって話も記事になったりして」
「……サボ、」
「ははっ、悪かったって。だから目ェ逸らすなよ」


20150407 
サボ(OP)
「ん?どうした?」
「…眠れなくて」
「悪い夢でも見たか?」
「…それで眠れなくなるような子供じゃない」
「飛び起きて、眠れなくなったんだろ?」
「………」
「……。まあ、おれはまだ起きてるし、眠くなるまで座ってろよ」
「ありがとう、サボ」
「子供じゃない、ねェ」
「なに」
「いや。何でもない」


20150406 
佐疫(獄都)
「わ、はじめて見ました。西洋の花ですか?」
「うん。暇が出来たから現世に行ってみたら見つけて。どうかなと思ったんだ」
「ありがとうございます、佐疫さん」
「いえいえ。日頃お世話になってるからね、お礼だよ」
「…それは?」
「ん?ああ、花の種、なんだけど。育ててみるのも面白いかなと思って」
「……私も、いいですか?」
「?育てるの?」
「はい」
「…そうだね。二人で育ててみるのも、面白いかもしれない」


20150324 
平腹(獄都)
「あ!」
「あ、おはようございます」
「何?何してんの?何でいるの?」
「今は食事を作っています。買い物に出られてしまったので、私が代わりに仕込みを」
「へえ〜何作ってんの?」
「興味があるんですか?平腹さん」
「お腹は減った!だから食堂に来たんだし!」
「まあ、そうですね。でも暫く待ってもらわないと…すごく見てきますね、今日は」
「何でだろ?何か気になる!」
「…平腹さんも作ってみます?」
「え?…嫌だ!」
「そうですか…」


20150324 






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