小ネタ | ナノ


MEMO 

弓弦と桃李(あんスタ)
「ねぇ、弓弦」
「はい、如何なさいましたか?」
「お前ってさ、基本的に他人のことは何々さまって呼ぶよね?」
「左様にございますね」
「…じゃあさ、どうして転校生は転校生さまじゃなくて転校生さんなの?」
「おや……――そうですね。わたくしが転校生さんとお近づきになれたら、と願っているからでしょうか」
「なっ、おっ、お前なぁ!お前は僕の奴隷だろ!?奴隷が奴隷をそんな風に思うなんて駄目なんだからな!転校生は僕の奴隷なんだぞ!」
「奴隷同士であれば別段問題はないように思われますが――」
「主人の許可なく勝手に仲良くなるなって言ってるの!」
「そうは申されましても。わたくしと転校生さんはクラスは違えど学年は同じにございますから…」
「うるさいうるさい!!奴隷のくせに生意気だぞっ!」


20151214 
千秋と司と弓弦とアドニス(あんスタ)
※スカウトポリス

「守沢先輩、すっごく似合いますね…」
「おおっ!そうか、ありがとう転校生!嬉しいぞ!今日の俺は流星レッドではなく一日署長だが、何か困ったことがあれば何時ものように頼ってくれ!すぐに助けに行くぞ☆」
「あ、ありがとうございます。守沢先輩、警察官も合いそうですね」
「正義という点では共通しているが、俺は流星レッド!愛と平和を守る正義のアイドルだからな!転校生の言葉は嬉しいが、残念ながら応えることは出来ないのだ…」
「あははは…」
「お姉さま!」
「っ、びっくりした。どうしたの?司くん」
「私はどうでしょうか?」
「えっ?…あっ、ああ!うん、司くんもよく似合ってるよ」
「…!はいっ、ありがとうございますお姉さま!先程は醜態を晒してしまい、大変失礼いたしました」
「では、わたくしはいかがでしょう?」
「…本当にいそう…」
「それは似合っていると捉えても?」
「あ、うん。すごいなぁ、皆似合ってる…」
「転校生、これで合っているか」
「ん?ちょっと待って――…!」
「『UNDEAD』の!外国の映画に登場しそうだな!正義の味方っぽいぞ…☆」
「転校生?」
「…うん、大丈夫。それに似合ってるし、うん、本当によく…」
「そうか。それならば安心だ」


20151212
一人だけジャンルが違うような。 
羽風薫(あんスタ)
「風邪ですか?」


突然響いたその言葉に、俺は何も返すことなく目を丸くした。ぱちぱちと、ゆっくり瞬いたことに、何故だか転校生ちゃんは照れたらしい。


「へ?」
「声が、普段と違って聞こえたので。少しだけ掠れているというか」
「えっ、ちょ、…マジでっ!?」


確かに少し、万全な俺と比較するとよろしくはない。だけど本当に少しだから、誰にも気づかれないだろうと思っていたのにまさかだ。まさかだし、嬉しい。


「転校生ちゃんにそんなこと言われるなんて、…って!そんな顔しないで!いいじゃない、俺は嬉しいよ〜?」
「忘れてください」
「え〜、何で?転校生ちゃん、俺のことしっかり見ててくれたんだねぇ♪」
「忘れてくださいっ!」



20151210
何故薫くんには割りと辛辣なのか 
紅月(あんスタ)
「蓮巳殿、お時間よろしいか」
「ん?どうした、神崎」
「我々が歌う『ゆにっとそんぐ』であるが、強い恋心を歌ったものであろう」
「…そうだな」
「恥ずかしながら我は経験が浅い故、素晴らしい曲とは思えど心を乗せて歌うという行為が困難である」
「…ふむ。それで?つまるところ何が言いたい?」
「うむ。そこで我は、歌詞にもあるように恋文を認めてみればよいのではと思い至った次第。…如何であろうか?」
「如何?如何とは何だ?」
「いやっ、より想いを込めるため、日頃我々を気にかけてくださる転校生殿にと――…」
「転校生?何故、転校生に書く必要がある?そもそもそれは神崎、貴様の問題であって俺には…まったく関係がないとは言わんが、俺まで転校生に恋文を書く必要性は極めて低いだろう」
「落ち着けって蓮巳の旦那、そう普段以上に畳み掛けちゃ勘繰られるってもんだぜ?」
「勘繰られる?何を?俺は別段何も、」
「俺は構いやしねぇが。嬢ちゃんのことは妹みてぇに可愛いと思ってるしな」
「妹に恋文は送らんだろうが!」
「旦那が書かねぇってんなら二人だけで、」
「…必要性が低いという話をしただけで書かないと断言したわけではない」
「おおっ!感謝申し上げる!」


20151210 
翠と千秋(あんスタ)
「お前の鞄、随分と賑やかになったなぁ」
「え?そうッスか?」
「前はそんなに色々ついてなかっただろう」
「…ああ。いや、そりゃそうッスよ。だって転校生さんにもらったんだし」
「転校生は明星達のユニット衣装を作ったと聞いたが、ぬいぐるみも作れるとはな!」
「ユニット練とか部活、頑張ったご褒美にってくれるんス!もうほんっとに可愛くて…幸せです、俺」
「……」
「?どうしたんスか?」
「いい笑顔だな、高峯。今まで見てきた中で一番の笑顔だぞ…☆」
「…よくわかんない、スけど」
「はっはっはっ!いいことじゃないか!やっぱりお前は流星グリーンに相応しい!」
「嬉しくないッス…」
「照れるな照れるな!よしっ、明日は転校生に流星隊のプロデュースをしてもらえるように頼むとするか!そうと決まれば早速転校生に会いに行かねばな☆」
「照れてねぇしいい迷惑…まぁでも、転校生さんが見てくれるなら出てもいいかな…」


20151210 
遊木と瀬名(あんスタ)
「ちょっと転校生、何で呼び出されたかわかるよねぇ?」
「え、いや、まったく(噂の壁ドン…)」
「はあぁぁ〜!?わかんないとか馬鹿なのぉ?こっちが意味わかんないんだけどぉ〜?」
「私だってというか私の方が意味わからないんですけど」
「チッ。じゃあヒントね。今日、何があった?」
「今日?……何事もなく普通に過ごしましたけど…?」
「チッ!あんたさぁ、ゆうくんにシャーペン拾ってもらってたでしょ!?何落としてるわけ!?ゆうくんに迷惑かけないでほしいんだけどぉ!」
「シャーペン?…あ〜、移動教室のとき…」
「はあぁぁ!?何そのそんなこともありましたねーみたいなノリ!ゆうくんから受けた恩忘れるとかありえないんだけどぉ!!」
「え、そんなつもり…というか何で瀬名先輩が知ってるんですか?遊木くんが話すわけないし…」
「話すわけないって何ぃ?チョ〜うざぁい!俺だってこの学院の生徒なんだけどぉ?校内歩いちゃいけないわけぇ?」
「別にそんなことも言ってませんけど…」


(あああっ、あれって転校生ちゃんと泉さん!?え、何話してるんだろう…喧嘩とか…?だってあれって所謂その、あの、壁ドンってやつで、女の子は憧れるみたいだし…そういえばこの前、転校生ちゃん朔間先輩と話してた――…まさか泉さん、嫉妬とか!?楽しそうだったしなぁ、転校生ちゃんも朔間先輩も…転校生ちゃん、朔間先輩か泉さんのこと好きなのかな…?)
「ぼけっとしてどうしたの?おーい、ウッキ〜?」
「遊木、体調不良ならば保健室に行くべきだ。少し遅れると転校生には伝えておくから遠慮はいらんぞ」


20151209 
司と瀬名(あんスタ)
「かさくん、何持ってんの?」
「これは瀬名先輩。こんにちは」
「はいこんにちはー。じゃなくてさぁ、それ何って聞いてるんだけど?」
「ああ、これですか?殺虫剤です」
「殺虫剤?」
「虫を殺すspray、好ましいと思いませんか?」
「あー、確かに虫を殺すって書くねぇ。で、だからさぁ、かさくん。何で持ってるのかって話なんだけどぉ?」
「大変失礼いたしました。このsprayがあれば、よりお姉さまをお守りすることが出来るかと思いまして」
「…は?」
「お姉さまは美しい花であり、虫は花に惹かれるもの。道理とは言え、あのような下等生物が触れてよいはずがありません。とはいえ、私の微々たる力ではたかが知れている――…そこでこのsprayで、お姉さまに近付こうとする虫をお姉さまの視界に映る前に処理してしまおうというわけです」
「……色々と言いたいことはあるんだけどさぁ、かさくん」
「はい」
「取り敢えず、殺虫剤片手に校内徘徊はやめなよねぇ。ユニットの沽券にも関わるからぁ」


20151209
どうでもいいけど、瀬名泉でワンセットだから瀬名と書いても泉と書いても違和感。 
流星隊(あんスタ)
「どうした高峯!!ポーズはヒーローの鉄板だぞ!全員の気持ちを一つにして完成させなければ意味がないのだからな…☆」
「何で俺がこんな……しかも商店街でミニヒーローショーとライブとか死にたい…近所とかふざけてますよね…鬱だ…」
「高峯!!!これは転校生が我ら流星隊の願いを叶えてくれた結果だぞ…☆お前は転校生の想いを無下にするのか!?なぁ仙石!!」
「えっ!?…で、でもっ、そうでござるよ!転校生殿は我々のお披露目の場として、それに前にやったショーも好評でござったし、…わ、悪いことばかりではないと、拙者は思うでござる!」
「そうですよ。みんなを『えがお』にできる、すてきな『おしごと』です。たのしみでしょう?」
「そうッスよ!姉御、目の下に隈つくってまで考えてくれたんスから!そこは応えないと男じゃないッス!!」
「それは知ってるけど…いやだって、実家の近くだし。ただでさえ最近ヒーローのお兄ちゃんとか言われて恥ずかしいのに……」
「ヒーローのお兄ちゃん…!いいじゃないか高峯…☆」
「いや、よくないッスね、少しも」
「………残念だ。高峯が無事に流星グリーンとして商店街の平和を守った暁には、転校生があのー、高峯が好きだとか言ってたくま?いぬ?…ライオンだったか?のあみぐるみを作るとかキグルミを着るだとか…」
「隊長、もはやどれッスか…」
「わあぁぁ!ええっ、本当ですか!?えっ、転校生さんが…!わぁ、なら俺、ちょっと頑張ります…♪」
「よしっ!それでこそ流星グリーンだ…☆」
「隊長殿…」
「隊長…」


20151207 
朔間零(あんスタ)
「嬢ちゃんは坊や達のユニット衣装を作ったんじゃったか…」
「はい」
「坊や達、嬉しそうにしておったのう。実に愛らしい笑顔じゃ」
「本当ですか?朔間先輩に言われると自信がつきます!」
「そういえば、嬢ちゃんの好きな色は何かのう?」
「え?うーん、そうですね…」
「女の子らしいものと男の子っぽいものはどちらが好みかのう?」
「う〜ん…」
「坊や達のような柄がよいのか我輩達のようなデザイン、紅月にそれから――…」
「さっ、朔間先輩?」
「何、ちょっとした興味じゃよ。そういえば我輩、嬢ちゃんの私服を知らんのう…」
「そうですね…?」


20151206
贈ってみたい。 
守沢千秋(あんスタ)
「転校生は綺麗な目をしているな!」
「…そうですか?」
「色もだし形もだ。顔全体との大きさのバランスもいいと思うぞ!」
「は、はい、ありがとうございます…」
「唇の色も、鼻の形も――形といえば耳もだな!いい形だ!」
「いい形?何かよくわかりませんけど…えーっと、どうかしたんですか?守沢先輩。……あと近いし見すぎです」
「わっはっはっは!どうにも俺は距離が近いと言われがちでな☆好意はあっても悪意はないから安心していいぞ!!」
「見すぎって話と関係は、」
「転校生!転校生に限らず俺は高峯に仙石、南雲や奏汰のことも見ているぞ。皆、愛する流星隊の隊員だからな…☆」
「そっ、そうですか。そうですね…(上手く誤魔化されたような…?)」


20151206 






第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -