今は理央(ソフトボール部)の部室でお昼を食べた後。

『あいつ、いつ帰って来るんだろう?別に寂しいって訳じゃないんだからね!』
私はポッキーを食べながらあるファッション雑誌を読んでる最中だ。

「はいはい、それなら昨日連絡が着たけど、そろそろ帰ってくるって」
理央はマンガをバラパラ捲って読んでいた。


『へぇー、そうなんだ』


「つか、お前さぁ、そろそろ仕事やれば?」
理央はマンガを読むのを止めて私の方を見た。


『………そうだね。まだ来月号には間に合いそうだし、復帰しようかな』
でも、まだ色々と不安があるんだけど大丈夫かな?


「璃琥、なんか悩みでもあるのか?」
理央は私が悩んでるのに気づいたらしい。


『心配なんてしなくていい…』
とにかく私は理央に余り心配をかけたくないからそう言っといた。
それに、余り仕事休むアレだしね……。


そういや今日って幸村が退院する日らしいけど。まだ病院に通院しないといけないらしい。

つか、病院行こうかな?
別に心配って訳じゃないけど、少しは気になるし。


『ねぇ、幸村の病院に放課後行ってみない?』


「まっ、まさか、幸村に恋したのか!?」
今までにみたことのない驚き方をした理央。そのせいか逆にこっちが驚いてしまった


つか、幸村に恋したってどんだけだよ!
私がするわけないし!!


『バカッ!そんなわけないじゃん!』


「ええっ、本当に?」
しつこく絡んでくる理央。


『マジ。本当だから』
目でしつこく絡むなっと訴えた。


「そうなのかい。つまんねぇ〜」
目で訴えたからとくに何も言ってこなかった。だけど、“つまんねぇ〜”は見逃しておこう。何か変なことを考えてないといいんだけど。


それから、久しぶりに授業をキチンと受けたら放課後になった。
ちなみに、女verと男装verじゃクラス違うからね!


なんか知らないけど、行きたくなくなってきた。
私はあることを忘れてたからだ………そう、テニス部のことだ、当然他のヤツらも来るはずだ

あんまり会いたくないんだよね。とくに仁王に。


あの変態次あったらコロス

あっ、木刀持ってかないと!


「おーい、早く行くぞ」
理央がやって来て私達二人は幸村のいる病院に向かった。


3月26日



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