さて、今日は久し振りの休日だしゆっくりとゲームでもしますか!


ピーンポーン

こんな時間に何の用だよ




















………誰もいないじゃんか

ピンポンダッシュをしたのは、どこのどいつだよ!


まあ、いいや

さっさとゲームやろ!

私は、ドアを閉めてリビングに戻った



ゲームやる準備でもS…………………何でいるの?


ここ私ん家だよね?確かめよ
私はダッシュで門にある表札を見に行った


表札には、ちゃんと《白石》と書いてあった


『やっぱし、ここ私ん家じゃん』


つか、こんなことしてないで早くヤツを追い出さなければ


私は、玄関の靴箱に隠してあった木刀を出して装備した

そして、リビングのドアを開いた


『ゆぅぅぅぅきぃぃぃむぅぅぅらぁぁぁぁ!!!しぃぃぃねぇぇぇぇ!!』


私は幸村目掛けて思いっきり木刀を降り下ろした

が、


すんなりと避けられてしまった
そのせいか、壁に激突してしまった


うっっ、地味に痛いんだけど(当たり前)


『…………ねえ、幸村何の用よ?(追い出すの諦めた)』


「フフフッ、テスト前にした約束忘れたの?」

と物凄い笑顔で言われたから思い出さないと私の命があぶいぞ!!!

てか、約束何てしたっけ?
いや、でもしてるんだろうな………


『分からない』


「……一緒に美術館に行く約束しただろ?」


『ああっ、したような気がする!』


「そう、なら行くよ」


『うっ、うん』

今から行くんですか?なんて言うツッコミをしたらダメなんだろうな

「つかさぁ、いつまでその格好でいるの?」

幸村が言ったことによって今の自分の格好に気付いた
パジャマの上だけ着ていて下は下着だけだった

『えっ!?こ、こっちあんま見ないでよ!』

「フフフッ、いい眺め」

聞こえてんぞ、コノヤロー!!!

『なんか言った?』

「いや、何も」

美術館

『へぇー、ここの美術館って広いんだね!』

広いなここ迷子にならないようにしないと

「ああ、俺もここの美術館に来たのは、初めてだったから驚いたよ」


『そう、…ねえ、ひとつ聞いてもいいか?』


「ああ、構わないよ」


『何で私を誘ったの?』

「さぁ、気紛れかな」
と微笑んで言った

『それ、答えになってない』

「んー、じゃあ、可愛いからかな」


『そっ、そんなことないもん!』
知らないうちに顔が熱ぽっくなっていた
多分頬が真っ赤だ

「フフフッ、その反応物凄く可愛い」


『そんなこと言われても嬉しくないんだからね!』

アレレッ、なんかさ私幸村にからかわれてない?
否、からかわれてる!


「うん、その通りからかってるけど何か?」
こっ、このヤロー私の心を読みやがったな
いい度胸してるな!

「フフフフフフフフフッ(黒笑い)」
えっ、何なの!?
恐いんだけど…

『えっと、わっ、私あっちの方に行ってくr』


私が最後まで言い終わる前に幸村が私を後ろっから抱き締めてきた


「俺とずっと一緒に居てくれないか?」
と耳元で囁いて耳たぶを甘咬みした

不覚にも幸村にドキッとしてしまった


『ひゃ、ゆ、幸村今すぐ放しなさいよ!』
恥ずかしい……きっと私さっきよりも頬が真っ赤だ


「フフフッ、嫌だよ」
嫌なのは、こっちよ!


「そんなに、俺の事が嫌いかい?」


『べ、別に嫌いって訳じゃない、ただ恥ずかしいだけ…』


「そう、なら俺の事が好きと、みていいのかな?」
はっ?なんでそうなるのよ


『あんたの事なんてこれぽっちも思ってないし!』

「うーん、つまんないな」
からかわれた、なんか悔しい

『からかわないでよ』

「やだよ♪」

『むうっ』




10月16日





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