職員室
『ありがとうな、ジャッカル(ニコッ)』
オレはジャッカルに感謝の意味を込めてニコッっと笑った。
「////い、いや、暇だったからいいさじゃまたな」
ジャッカルは顔を紅くして何処かへ行ってしまった。
なんで、顔が紅いの?
まあ、いいや。
アレが4つの肺を持つ男ジャッカル桑原か。
残る立海R陣は7人か。
早く会ってみたいな。
コンコン―――
とオレは職員室のドアをノックした。
『失礼します、今日転校してきた、小野槇琉火です』とオレが言ったら担任の先生の様な人が出てきた。
「君が白石さん?校長から話は聞いているよ。君のクラスはA組だよ。教師は全員君の素性を知ってるから何か困った事があったら何でも言ってくれ」
まあまあ頼りがいがありそうな先生だった。
この先生は熱血的な男でジャージを着ていることから体育の教師だと分かった。
『そうですか、今日からよろしくお願いします』
一応これから半年間お世話になるであろう先生に心を込めてそう言った。
――――――
3年A組前
「今日は昨日言った通り転校生を紹介する!」
担任がそう言った直後に教室に入った。
ガラガラ―――
教室の中には皇帝の異名を持つ男真田弦一郎と紳士と言われてる柳生比呂士がいた。
オレの目にはそれしか写んなくて他の奴等まで見なかった。
『今日から、皆さんとクラスメートになる小野槇琉火です。よろしくお願いします(天使の微笑み)』
最初は肝心だから皆にいい印象を与えるために適当に笑っといた。
「「「「キャアー、カッコカワイイ!!」」」」
えっ、何で女子共は騒いでるのカッコカワイイって何だよ?オレの今の格好微妙なのか?
「「「「反則だろ////」」」」男子共もかよ何なんだよっ!
つか、キャーキャー煩い!
「じゃあ、小野槇の席は後ろの空いている席な!」
先生が後ろの席を指差した。
オレの席は一番後ろの窓側で外も見れるしいい席だった。
だが、隣の人は真田弦一郎。迂闊に動いたら奴にオレの正体がバレてしまう。奴はオレの事(女の時)を知っているからあまり変なことをしたら直ぐに気付かれる。
挨拶はこれで良いだろうな。後は、女だとバレなければ平気だろ。
つか、真田さえどうにかしとけば大丈夫だろ!
2011年1月31日修正完了
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