二人は食べ終わって私はデザートにチョコレートパフェを食べていたら、クソジジィが喋り出した。


「それで、精市君は答えを見つけられたのかい?」
なんの答えだよ!

「いいえ、まだです。正直に言うと迷っているんです」
幸村も迷うことなんてあるんだ。


「まだ手術までは時間がたっぷりあるからゆっくり考えてくれ」
クソジジィは静かにそう言った。

「はい」



『ねえ、クソジジィ手術ってなんのことなの?』


「璃琥精市君の病はかなり重たいんだ手術をしないと治らないだか、手術をしても治らない場合があるんだ。
だから手術をやるかやらないかを決めもらいたいんだ。」
とクソジジィは真面目な顔で言った。



『ふーん、そうなんだ』


「そうだ璃琥、精市君があまり無理なことをしないように見張っててもらいたいんだ」



『えっ、めんど。まぁ、いいか。ゲーム買って貰ったし』


「(フフフッ、案外璃琥って簡単に出来てるような気がするな)」



まぁ、そんなこんなでファミレスから帰ってきて今は家にいる。


暇だから蔵にでも電話するか。
ケータイからアドレス帳を開き蔵に電話した

『久しぶり』


「なんやお前から電話してくるなんて珍しいやないか」


『暇だから電話しただけだから。勘違いしないでよっ!別に寂しくなんかないから』


「はいはい、そや、久しぶりにこっちの方帰ってきたらどや?みんな心配してるで」


『あっそ、仕方ないから今度の休日に行くわ』

「忘れておったけど、今母さんいないからな。アメリカに行っとる」
はっ!って事は蔵と夜二人っきりなの!?
そ、そうだ謙也と光を泊まらせればいいんだ。


『そ、そうなんだ。じゃあ、土曜日にね』



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