小野槇Side

ハァー、昨日柳に告白みたいのされちゃったけど、どうしたらいいんだ?



今オレは、人気のない日陰が出来てる樹の下にいる


つか、今って授業中だっけ?
さっきチャイムが鳴ったからやっぱし授業中だよな



「何をやってるぜよ?」

どこからか声がしたのでそれに応えた

『考え事してんだって……って、誰だよ!?』


「ここナリ、ここ」


( ̄▽ ̄;)ははっ、この特徴があるしゃべり方ってまさか、否でも、やっぱし銀髪か?


オレは声がした方に振り向いた

そしたら、あの銀髪がいた樹の上に

落ちってくたばんないかな
でも、ムリだよな、この高さじゃあ

昨日の事もあったしここは、平然を装うしかないな

『なんか用か?』


ニヤリと吊り上がった仁王の口元が開いた

「俺の前ではもう、男のふりする必要はないぜよ、白石璃琥ちゃん」


うっ、バレた!?

ちょっとこの状況ヤバいんじないの!?相手はあの詐欺師仁王雅治じゃねえか、何されるか分かったもんじゃない!さて、どうする?
逃げるか、それともこいつの頭をおもいっきり殴って記憶を消すか……ひっ、いつの間に!?

仁王がいつの間にかオレの隣にいた
そして、耳元でそっと囁いた

「何を考えてるナリ、逃がさんぜよお前さんには聞きたい事が沢山あるナリ」

なんかさぁ、前にもこんなことあったよね


『でっ、何が聞きたいんだよ?』

仁王は突然オレの後ろに回ってきて胸の所に手を回してきた
そして、服の上から胸を触ってきた

「なんじゃ、お前さんぺったんこナリか?」
まだ、仁王の手は私の胸を撫でるように触ってきてる
早く退けてくれないかな、この変態ヤロー

『ちっ、ちげーよさらしを巻いてるからだ』


「やはりそうナリか、で、本当はどれくらいじゃ?」

こ、こいつは一体なんなんだ?
『ねぇ、変態ヤローいつになったらその邪魔な手をどけてくれるの?でないとあの世に逝ってもらうけど』
久し振りにマジ切れしてみたがこいつには、通用しなかった

逆になだめられた


「怒りなさんなって」

仁王は私の胸から手を離して、手首を掴んで壁に押さえ付けた

『離しなさいよ!』


「お前さん柳とどういった関係じゃ?」
昨日の事を仁王に見られたから仕方ないか
でも、早くこいつから逃げないと!


『只の友達だってば、別に好きとかじゃないし』


「なら……、俺と付き合いんしゃい」
またこのパターンか!
つかさぁ、仁王との距離が近すぎない?

知らないうちに仁王が私の頬を押さえ付けて強引にキスしてきた

『…んっ…ハァ、ハァッ……にお…やめてっ…』
仁王の舌が入ってきたのを感じた
舌が私の口内を犯していった
やがて、舌同士が絡み合った

『…はぅ……んんっ』

なんか、変な感じがする…なんなんだ一体?

でも……早く離して欲しい

「仁王、何をやってる、早く彼女から離れろ!」

柳がやって来た為仁王が離れてくれた

「チッ、……仕方無いのぅ」

仁王がフラフラっと私から放れていった

「大丈夫か?璃琥」

『平気だ!心配なんてしなくっていい』

私は柳が差し出してくれた手を振り払った

そして立ち上がって誰も居ないとこに私は行った

「……璃琥」

――――――
第三音楽室

ここはあまり使われてない音楽室の為勝手に使わせてもらってる

『ハァ、疲れた』

私は近くにあったソファーに座った

疲れたし放課後まで寝てよ






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